『Sun N1TM Service Provisioning System 5.2 プラグイン開発ガイド』では、プラグインソリューションの作成方法について説明します。
このマニュアルは、Sun N1 Service Provisioning System (N1 SPS) ソフトウェアを使用して、プロビジョニングするアプリケーションのソリューションを開発する必要がある SunTM の社内開発者、パートナー、および ISV を対象としています。読者が、次の事項に関する基礎知識を持っていることを前提としています。
ネットワーク環境とデータセンター環境
N1 SPS 製品
開発するプラグインを配備するオペレーティングシステム (Unix® または Microsoft Windows) の標準のコマンドとユーティリティ
JavaTM プログラミングと標準
XML および標準の XML エディタとパーサー
N1 SPS 製品に精通するために、次のマニュアルをお読みください。
第 1 章「N1 Service Provisioning System プラグインの概要」では、N1 SPS 製品のプラグインの概念について説明します。
第 2 章「プラグインの作成」では、プラグインを作成するプロセスと手順について説明します。
第 3 章「アプリケーション固有のプラグインの拡張」では、プラグインを拡張する手引きとプロセスについて説明します。
第 4 章「アプリケーションプログラミングインタフェースの使用」では、プラグインに使用できる Java ベースの API について説明します。
付録 A 「プラグインの例」 では、プラグイン用の XML と Java コードの例を示します。
Sun の Web サイトでは、以下の追加情報を提供しています。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 machine_name% you have mail. |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
machine_name% su Password: |
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
sun% grep `^#define \ XV_VERSION_STRING' |
コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。