Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (OS Provisioning Plug-In 3.1)

ProcedureSolaris 10 JET サーバーで NFS サービスを有効にする

Solaris 8 または 9 リリースが稼働しているサーバーについては、JET は、配備用に自動的に NFS サービスを有効にします。Solaris JET サーバーで Solaris 10 OS が稼働している場合は、JET サーバーの NFS サービスを手動で有効にする必要があります。次の手順に従ってください。

  1. root として Solaris 10 JET サーバーにログインします。

  2. svcadm -v enable network/nfs/server コマンドを入力します。

    NFS サービスが有効になり、管理サーバーを再起動するとサービスが起動します。システムを再起動したら、svcs コマンドを使って、NFS サービスが起動しているかどうかを確認できます。


    # svcs | grep nfs
    online         Apr_08   svc:/network/nfs/cbd:default
    online         Apr_08   svc:/network/nfs/client:default
    online         14:03:18 svc:/network/nfs/status:default
    online         14:03:18 svc:/network/nfs/nlockmgr:default
    online         14:03:18 svc:/network/nfs/server:default
    online         14:03:18 svc:/network/nfs/mapid:default
    online         14:03:18 svc:/network/nfs/rquota:default
  3. 共有される各ファイルシステムのエントリを /etc/dfs/dfstab ファイルに追加します。

    自動的に共有する各ファイルシステムのファイルにエントリを 1 つ追加します。各エントリは、ファイル中に 1 行で記述する必要があり、次のような構文を使用します。


    share [-F nfs] [-o specific-options] [-d description] pathname

    /etc/dfs/dfstab の説明は、dfstab(4) マニュアルページを参照してください。また、オプションの完全なリストは、share_nfs(1M) マニュアルページを参照してください。

  4. ファイルシステムを共有します。

    エントリを /etc/dfs/dfstab に追加したあと、システムをリブートするか、shareall コマンドを使用して、ファイルシステムを共有可能にします。


    # shareall
    
  5. 情報が正しいことを確認します。

    share コマンドを実行し、適切なオプションが表示されていることを確認します。


    # share
    -        /export/share/man   ro   ""
    -        /usr/src     rw=eng   ""
    -        /export/ftp    ro,public  ""