Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (SAP Plug-In 1.0)

HA ストレージデバイスの作成と管理

ソフトウェアの「SAP Tasks」ページを使用して、ストレージを作成、管理できます。


注 –

SAP AC 環境はサポートされていません。


この節では、次のタスクについて説明します。

ProcedureHA ストレージデバイスを作成する

このタスクは、リソースグループ内に高可用性ストレージ (HAS) ターゲット設定可能コンポーネントを作成します。


注 –

このタスクは、markOnly タスクです。


  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Storage Management 」セクションで、「Create」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. 「Plan Parameters」表で、HAStoragePlus コンポーネントの変数設定を選択します。

    • このコンポーネント用に変数設定が作成されている場合は、ドロップダウンメニューから適切な設定を選択します。

    • 変数設定が、ドロップダウンメニューから選択できない場合は、次のようにします。

      1. 「Select From List」をクリックします。

        「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。

        • 新しい変数設定を作成するには、「Create Set」を選択して「Set Name」に設定名を入力します。

          次のリストに、HAStoragePlus コンポーネントの変数のうち、更新する可能性が高い変数を示します。コンポーネント変数の値を作成するには、コンポーネント変数の行にあるチェックボックスをクリックします。


          注 –

          UserExit で終わるコンポーネント変数の詳細については、「ユーザーによる終了」を参照してください。


          groupName

          このフィールドは必須です。


          注 –

          Sun Cluster 環境では、groupName は Sun Cluster のリソースグループ名と等しくなければなりません。


          groupDescription

          グループの説明です。

          resourceName

          Sun Cluster 環境では必須です。resourceName は、Sun Cluster envType の Sun Cluster リソース名と等しくなければなりません。

          envType

          このフィールドは必須です。このコンポーネントが、デフォルト環境、Sun Cluster 環境、または SAP AC 環境のうちどの環境に配備されるかを特定します。値は、ac、sc、または default です。デフォルト値: default

          createdBy

          コンポーネントのインストーラを特定します。

          volumeManager

          取り得る値は 2 つあります。Veritas の場合は vxvm、 Solaris Volume Manager の場合は svm


          注 –

          Device Groups to be Imported プラン変数に値を入力する場合は、volumeManager コンポーネントの変数の値を入力してください。


          dgForceStartOptions

          デバイスグループを強制的にオンラインにする必要がある場合に使用するオプションです。デフォルトは、vxvm は強制オプションに設定されています。デフォルト値: -Ct

          targetRefName

          仮想ホスト名です。

      2. 「Save」をクリックします。

    • 別のコンポーネントからコンポーネント変数を使用するには、「Import Set」をクリックします。

      変数セットのインポートに関する詳細は、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 オペレーションとプロビジョニングガイド』「プランを実行する」を参照してください。

  5. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  6. プラン変数を指定します。

    Device groups to be imported

    コンマで区切られたリストです。デバイスグループは、自由形式の文字列です。例: cidg、dbdg。プラグインは、デバイスグループを現在のマシン (targetHost) にインポートします。


    注 –

    この変数が設定されている場合は、volumeManager コンポーネント変数が設定されている必要があります。


  7. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。

ProcedureHA ストレージデバイスを削除する

このプランは、高可用性ストレージ (HAS) コンポーネントを削除します。


注 –

このタスクは、markOnly タスクです。


  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Storage Management 」セクションで、「Delete」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  5. プラン変数を指定します。

    Install path of the HAS component

    このフィールドは必須です。インストールパスがわからない場合は、「SAP Tasks」ページに戻って「View All」リンクをクリックします。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。

ProcedureHA ストレージデバイスを起動する

HA ストレージの起動の前には、プラグインは依存関係を一切チェックしません。起動後に、プラグインは主プロセスが動作していることを検査します。SAP Application Server の主プロセスは、主ディスパッチャープロセスです。

  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Storage Management 」セクションで、「Start」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  5. プラン変数を指定します。

    Install path of the HAS component

    このフィールドは必須です。インストールパスがわからない場合は、「SAP Tasks」ページに戻って「View All」リンクをクリックします。

    Force start the HAS component after normal start failed in the default environment

    詳細については、vxdg(1M) のマニュアルページを参照してください。


    注意 – 注意 –

    デバイスグループが別のマシンで使用されていないことを確認してください。


  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。

ProcedureHA ストレージデバイスを停止する

このタスクは、HAS コンポーネントの stop 制御ブロックを呼び出します。

  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Storage Management 」セクションで、「Stop」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  5. プラン変数を指定します。

    Install path of the HAS component

    このフィールドは必須です。インストールパスがわからない場合は、「SAP Tasks」ページに戻って「View All」リンクをクリックします。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。

Procedureすべての HA ストレージデバイスを表示する

  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Storage Management 」セクションで、「View All」をクリックします。

    「Host Where Installed」表が表示されます。

ProcedureHA ストレージデバイスのオンラインステータスを確認する

このプランは、高可用性ストレージ (HAS) コンポーネントのオンラインステータスを確認します。ステータスは、対応するボリュームマネージャーのコマンドでチェックされます。

  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Storage Management 」セクションで、「Online Status」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  5. プラン変数を指定します。

    Install path of the HAS component

    このフィールドは必須です。インストールパスがわからない場合は、「SAP Tasks」ページに戻って「View All」リンクをクリックします。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。

ProcedureHA ストレージデバイスのオフラインステータスを確認する

このプランは、高可用性ストレージ (HAS) コンポーネントのオフラインステータスを確認します。ステータスは、対応するボリュームマネージャーのコマンドでチェックされます。

  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Storage Management 」セクションで、「Offline Status」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  5. プラン変数を指定します。

    Install path of the HAS component

    このフィールドは必須です。インストールパスがわからない場合は、「SAP Tasks」ページに戻って「View All」リンクをクリックします。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。