GNOME 2.2 システム管理 (Linux 版)

MIME キーファイル

MIME キーファイルは、ユーザーインターフェイスで使用される MIME タイプに関する情報を提供します。たとえば、MIME キーファイルは、MIME タイプの説明を提供し、その MIME タイプのファイルを表すアイコンを指定します。

以下の例は、MIME キーファイルのサンプルを示しています。

text/html
		description=HTML page
		icon_filename=gnome-text-html
		default_action_type=application
		short_list_application_ids_for_novice_user_level=mozilla,netscape,galeon
		category=Documents/World Wide Web

注 –

MIME キーファイル内のキーは、タブ文字 (\t) を使用してインデントする必要があります。


表 4–2 は、MIME キーファイルで最も重要なキーについて説明しています。通常、description キーと category キーは使用しているシステム環境に対応します。

表 4–2 MIME キーファイル内のキー

キー 

説明 

can_be_executable

この MIME タイプのファイルが実行可能かどうかを指定します 

description

MIME タイプの説明。この説明は、ファイルマネージャおよびほかのアプリケーションで表示できます 

icon_filename

MIME タイプを表すアイコンのファイル名を指定します。ファイル名へのパス、あるいはファイル拡張子は指定しない 

このアイコンは、ファイルマネージャおよびほかのアプリケーションで表示できます 

default_action_type

この MIME タイプのファイルを開いたときに行われる動作のカテゴリを指定します。ほとんどのアプリケーションのこの MIME タイプに、application を指定します

short_list_application_ids
_for_novice_user_level

この MIME タイプのファイルを開くときに使用するアプリケーションを指定します。優先順に 1 つ以上のアプリケーションを指定します。アプリケーションは、アプリケーションレジストリに登録する必要があります 

category

MIME タイプのカテゴリを指定します。このキーの値によって、 File Associations 設定ツール内の MIME タイプの場所が決定されます。