ファイルシステムをマウントすることは、そのファイルシステムをアクセス可能にすることを意味します。ファイルシステムにマウントすると、そのファイルシステムは、ファイルシステムのサブディレクトリとして接続されます。
遠隔システムのディレクトリをマウントすることもできますし、アクセス可能なシステムに接続されているデバイス上のファイルシステムをマウントすることもできます。ファイルシステムのマウントやマウント解除には、root アクセス権が必要です。
ファイルシステムにアクセスする必要がなくなったら、ファイルシステムのマウントを解除できます。
ファイルシステムをマウントするには、次の手順を実行します。
ファイルマネージャの中でフォルダを右クリックし、「共有」-> 「新しいマウントポイントを設定します」の順に選択します。「マウント/マウント解除」ダイアログが表示されます。
ポップアップメニューに「マウント解除」というメニュー項目がすでに含まれている場合は、選択したディレクトリのファイルシステムがすでにマウントされていることを意味します。
「マウント/マウント解除」 ダイアログに、マウントするファイルシステムの情報を入力します。次の表では、ダイアログの要素について説明します。
ダイアログ要素 |
「説明」 |
---|---|
「ローカルディレクトリをマウント」 |
すでに選択されているフォルダの名前を表示する |
「ディレクトリとして」 |
フォルダ上の、マウントしたいファイルシステムのパスを入力する |
「リモートマシーンに」 |
「リモートマシーンに」が選択されている場合は、マウントするファイルシステムが別のシステムにあることを意味する。システムの IP アドレスか DNS 名を指定する必要がある。 |
マウントしたいファイルシステムに対して拡張オプションを選択する場合は、「拡張設定」ボタンをクリックします。「マウントオプション」ダイアログが表示されます。次の表では、ダイアログの要素について説明します。
ダイアログ要素 |
「説明」 |
---|---|
「読み書き」 |
マウントされたファイルシステムに読み取りと書き込みのアクセス権を割り当てる場合は、このオプションを選択する |
「読み取り専用」 |
マウントされたファイルシステムに読み取り専用のアクセス権を割り当てる場合は、このオプションを選択する |
「マウントのタイプを指定」 |
マウントするファイルシステムの種類を指定する場合は、このオプションを指定する。ファイルシステムの種類をフィールドに入力する |
「追加のオプションを指定: (コンマで区切る)」 |
マウントしたいファイルシステムの追加オプションを指定する場合は、このオプションを選択する。オプションをフィールドに入力する。各オプションはコンマで区切る必要がある |
「マウント」ボタンをクリックします。成功または失敗を示すメッセージがダイアログに表示されます。
ファイルシステムをマウント解除するには、次の手順を実行します。
ファイルマネージャの中でフォルダを右クリックし、「共有」-> 「マウント解除」の順に選択します。「マウント/マウント解除」ダイアログが表示され、そこに、マウントしたファイルの詳細が表示されます。
ポップアップメニューに「マウント」というメニュー項目がすでに含まれている場合は、選択したディレクトリのファイルシステムがまだマウントされていないことを意味します。
「マウント解除」ボタンをクリックします。成功または失敗を示すメッセージがダイアログに表示されます。