次は、MIME タイプデータベースのサンプルです。
<mime-type type="image/png"> <comment>PNG image</comment> <comment xml:lang="de">PNG-Grafik</comment> : : : <magic priority="50"> <match offset="0" type="string" value="\x89PNG" /> </magic> <glob pattern="*.png" /> </mime-type>
表 5–1 は、MIME タイプデータベースの要素です。
表 5–1 MIME タイプデータベースの要素
要素 |
説明 |
---|---|
mime-info |
これは、文書要素で、MIME データベースの最高レベルの要素です。この要素には、すべての MIME タイプに必要な情報が含まれています。この要素のネームスペース URI は次のとおりです。 http://www.freedesktop.org/standards/shared-mime-info |
mime-type |
1 つの MIME タイプを説明します。この要素は type 属性を持ち、MIME タイプを指定します。 |
comment |
ユーザーインタフェースで使用される MIME タイプの説明です。説明は、ファイルマネージャおよびほかのアプリケーションで表示できます。 データベースには、xml:lang 属性を持つ comment 要素が含まれます。この要素によって、ほかの言語で説明することができます。 |
magic |
match 要素が含まれます。match 要素は、ファイルの内容で検索する特定のパターンを指定します。 これによって、ファイル内の特定のパターンが mime-type 要素で指定される MIME タイプに関連付けられます。アプリケーションがそのパターンとの一致を見つけると、そのパターンに関連付けられている MIME タイプがファイルの MIME タイプになります。 magic 要素には、priority 属性が含まれます。パターンの優先順位値を指定できます。MIME データベースの magic 要素に同一パターンがある場合、最高の優先順位の要素が優先されます。 match 要素の属性については、「match 要素の属性」を参照してください。 |
glob |
MIME タイプと一致するファイル名のパターンを指定します。このファイル名のパターンと一致するファイルはどれでもこの MIME タイプになります。 |
root-XML |
ファイルが XML ファイルとして識別される場合、text/xml よりも限定的な MIME タイプをファイルに関連付けることができます。これを行うには、root-XML 要素の次の属性に値を割り当てます。
この要素は任意です。この要素は例には示されていません。 |