Sun Ultra 27 ワークステーション Windows オペレーティングシステムインストールガイド

ワークステーションのドライバの更新

オペレーティングシステムのインストール後に使用中のワークステーションにインストールが必要となるドライバは、Sun から入手できます。これらのドライバは、Tools and Drivers DVD に含まれています。また、Sun のソフトウェアダウンロードサイトからダウンロード可能な windows.zip ファイルにも含まれています。必要なドライバの説明については、次の表を参照してください。

表 7–1 Sun Ultra 27 の追加ドライバ

ドライバ 

説明 

チップセット 

MBus、USB、PCI-Express root、Legacy PC (LPC) インタフェースコントローラなど、使用しているワークステーションのハードウェアをサポートするのに必要なドライバが含まれています。 

ビデオ 

NVIDIA Quadro FX (FX5800、FX3800、FX1800、または FX380) グラフィックアクセラレータをサポートします。  

オーディオ 

RealTek オーディオプロセッサをサポートします。 

ネットワークインタフェース 

Intel PRO/100、Intel PRO/1000、および Intel PRO/10GbE アダプタと統合ネットワーク接続をサポートします。 

TPM 

Infineon Trusted Platform Module (TPM) をサポートします。TPM とは、セキュリティーを強化するために専用に設計されたオンボードコンポーネントです。キー操作やその他のセキュリティー上重要な作業を行うための保護された領域を提供します。TPM はハードウェアとソフトウェアの両方を使用して、脆弱な状態にある暗号化キーおよび署名キーを保護します。 

Intel ME 

Intel Management Engine Interface をサポートします。Intel ME ドライバを使用すると、Intel のハードウェア管理機能へのローカル OS アクセスがサポートされます。Intel Alert Standard Format (ASF) 管理ソリューションによってワークステーションを管理する場合、Intel ME ドライバをインストールします。ASF は、温度、電気、ファン、シャーシへの侵入など、センサーベースの重要な環境イベントに対するリモートアラートを提供します。また、無効なパスワード、システムハートビート、ブートエラーの通知など、オペレーティングシステム環境に依存しない追加のアラート機能も組み込みます。 

ワークステーションのドライバを更新するには、次のいずれかの手順を実行します。

ProcedureTools and Drivers のインストールウィザードを使用してワークステーションのドライバをインストールする

  1. システムに接続された外部 USB CD/DVD ドライブに、Tools and Drivers DVD を挿入します。CD が自動で起動します。

    Tools and Drivers のメインメニューが表示されます (図 7–1 を参照)。

    図 7–1 Tools and Drivers のメインメニュー

    Ultra 27 Tools and Drivers CD のメインメニューを示す図

  2. メインメニューで「ドライバのインストールと更新 (Install/Update Drivers)」をクリックします。

    画面上の指示に従って、必要なドライバをインストールします。

Procedureワークステーションのドライバを手動でインストールする

  1. 次のいずれかの手順を実行します。

    • CD/DVD ドライブに Tools and Drivers DVD を挿入します。DVD が自動的に起動したら、メインメニューの終了アイコンをクリックします。Windows エクスプローラを使用して、drivers\windows フォルダに移動します。

    • Sun のダウンロードサイトから windows.zip ファイルをダウンロードした場合 (第 2 章ドライバパッケージのダウンロードを参照)、そのファイルをワークステーション上のフォルダに展開します。

  2. 次の手順に従って、チップセットドライバをインストールします。

    1. Windows エクスプローラを使用して、windows\chipset ドライバフォルダに移動します。

    2. .exe 実行可能ファイルをダブルクリックして、インストールプロセスを開始します。

      画面上の指示に従って、チップセットドライバをインストールします。

  3. Ethernet ドライバをインストールするには、次のいずれかの手順を実行します。

    • Windows エクスプローラを使用して、windows\nic ドライバフォルダに移動します。.exe 実行可能ファイルをダブルクリックします。

      画面上の指示に従って、Ethernet ドライバをインストールします。

      —または—

    • Windows のデバイスマネージャを使用してドライバをインストールします。

      1. デバイスマネージャを開きます。

      2. 黄色の感嘆符 (!) が付いている NIC を右クリックし、「ドライバの更新」を選択します。

      3. 「いいえ、今回は接続しません」を選択し、「次へ」をクリックします。

      4. 「一覧または特定の場所からインストールする」を選択して「次へ」をクリックします。

      5. 「参照」をクリックし、ワークステーションの適切な Ethernet ドライバフォルダに移動します。たとえば、次のように入力します。

        windows\nic\pro1000

      6. Ethernet ドライバを更新します。

  4. 次の手順に従って、TPM ドライバをインストールします。

    1. Windows エクスプローラを使用して、windows\TPM\driver\app フォルダに移動します。

    2. .zip ファイルを展開します。

    3. .exe 実行可能ファイルをダブルクリックします。

      インストールウィザードに従って、TPM ドライバをインストールします。

  5. 次の手順に従って、(Intel ASF 管理ソリューションの一部として使用する) Intel ME ドライバをインストールします。

    1. Windows エクスプローラを使用して、windows\me\driver フォルダに移動します。

    2. .exe 実行可能ファイルをダブルクリックします。

      インストールウィザードに従って、Intel ME ドライバをインストールします。

  6. 次の手順に従って、NVIDIA Quadro FX ビデオドライバをインストールします。

    1. デバイスマネージャを開きます。

    2. ディスプレイのドライバを右クリックして「ドライバの更新」を選択します。

      ハードウェアの更新ウィザードが表示されます。

    3. 「いいえ、今回は接続しません」を選択し、「次へ」をクリックします。

    4. 次のダイアログボックスで、「一覧または特定の場所からインストールする」を選択して「次へ」をクリックします。

    5. 「参照」をクリックし、windows\video\os\version フォルダ (os は Vista または 2008、version は 32 ビットまたは 64ビット) に移動します。

    6. .exe 実行可能ファイルをダブルクリックします。

      インストールウィザードに従って、ビデオドライバをインストールします。

  7. 次の手順に従って、RealTek HD オーディオドライバをインストールします。

    1. Windows エクスプローラを使用して、windows\video\os フォルダ (os は Vista または 2008) に移動します。

    2. .exe 実行可能ファイルをダブルクリックします。

      インストールウィザードに従って、RealTek HD オーディオドライバをインストールします。

  8. ワークステーションを再起動します。