Sun Java System Web Server 7.0 管理ガイド

メールリソースの構成

JMS デスティネーションは、Sun Java System Web Server 経由で作成および管理可能な Java EE リソースです。

多くのインターネットアプリケーションで電子メール通知を送信する機能が必要となるため、Java EE プラットフォームには JavaMail API と JavaMail サービスプロバイダが含まれています。これにより、アプリケーションコンポーネントによるインターネットメールの送信が可能となります。

Procedureメールリソースを追加する

  1. 構成を選択します。

    構成のリストから構成を選択します。リストを取得するには「構成」タブをクリックします。

  2. 「Java」>「リソース」タブをクリックします。

  3. 「メールリソース」セクションの「新規」ボタンをクリックします。

メールリソースのプロパティー

次の表では、新しいメールリソースの追加時に利用可能なプロパティーについて説明します。

表 11–5 メールリソースのプロパティー

プロパティー

説明

JNDI 名

新しいメールリソースの一意名を入力します。 

有効

実行時にこのメールリソースを有効にするかどうかを決定します。 

ユーザー

メールサーバーに登録されている有効なユーザー名。 

送信元

サーバーがメール送信時に使用する電子メールアドレス。 

ホスト

メールサーバーのホスト名/IP アドレス。 

ストアプロトコル

メッセージの取得に使用するプロトコル。 

ストアプロトコルクラス

store-protocol の記憶領域サービスプロバイダの実装。store-protocol を実装するクラスの完全修飾クラス名。デフォルトのクラスは、com.sun.mail.imap.IMAPStore です。

転送プロトコル

メッセージの送信に使用するプロトコル。 

転送プロトコルクラス

transport-protocol のトランスポートサービスプロバイダの実装。transport-protocol を実装するクラスの完全修飾クラス名。デフォルトのクラスは、com.sun.mail.smtp.SMTPTransport です。


注 –

CLI の使用

メールリソースを作成するには、次のコマンドを実行します。


wadm> create-mail-resource --config=test --server-host=localhost 
--mail-user=nobody --from=xyz@foo.com mail/Session

CLI リファレンスの create-mail-resource(1) を参照してください。