Sun Java System Web Server 7.0 管理ガイド

Procedureサーバーファームを設定する

  1. 管理サーバーと管理ノードのインストール

    管理サーバーをインストールします。管理サーバーのインストールは、Sun Java System Web Server インストーラ GUI または wadm CLI を使って行えます。

    高速インストール」オプションを選択できます。このオプションを選択した場合、管理サーバーがポート 8989 上にインストールされます。あるいは、カスタムインストールオプションを選択してユーザー独自の設定を行います。管理サーバーをインストールするには、インストーラの設定画面でオプション「 サーバーを管理サーバーとしてインストール」を選択します。SSL ポートは指定する必要がありますが、非 SSL ポートは指定してもしなくてもかまいません。


    注 –

    非 SSL ポートを指定すると管理サーバーノード内に管理ノードが作成されますが、その管理ノードを管理サーバーに明示的に登録する必要はありません。


    管理ノードをインストールするには、「カスタムインストール」を選択したあと、「サーバーを管理ノードとしてインストール」を選択します。インストール用のポートを指定します。非 SSL ポートを選択するオプションは用意されていません。なぜなら、管理サーバーと管理ノード間の通信では常に、セキュリティー保護されたチャネルが使用されるからです。インストール中に、そのノードを管理サーバーに登録する必要があるか尋ねられます。インストール中にノードを登録しないことを選択した場合、wadm CLI を使えばそのアクションを実行できます。


    注 –

    高速インストール経由で管理ノードをインストールすることはできません。


  2. 管理ノードを管理サーバーに登録します

    管理ノードがクラスタやサーバーファームの一部となるには、それらの管理ノードを管理サーバーに登録する必要があります。管理ノードを管理サーバーに登録しないかぎり、それらの管理ノードが起動されることはありません。管理ノードを登録するには、wadm CLI 経由で次のコマンドを実行します。


    wadm> register-node --user <admin-user> --port <SSL Port> --host <node name>

    このポートは、管理サーバーのインストール時に指定されたポートです。ホストは、管理サーバーがインストールされているノードのホスト名です。

    このアクションによって、管理サーバーにノードが登録されます。


    注 –

    ノードの登録はそのノードからしか行えません。管理サーバーの CLI にアクセスして任意のノードを登録する、といったことは行えません。また、管理サーバーへのノードの登録は、SSL モードでしか行えません。


    作成されたクラスタのセッションレプリケーションを設定する方法については、「セッションレプリケーションの構成」を参照してください。