Sun Java System Web Server 7.0 管理ガイド

コンテンツをオンデマンドで圧縮するためのサーバー設定

転送データを動的に圧縮するように Sun Java System Web Server 7.0 を構成することもできます。動的に生成される HTML ページは、ユーザーがそれを要求するまで生成されません。これは特に、電子商取引ベースの Web アプリケーションやデータベース駆動型のサイトで役立ちます。

オンデマンドでコンテンツを圧縮するようにサーバーを構成するには、次の手順を実行します。

Procedureオンデマンドでコンテンツを圧縮する

  1. 仮想サーバーのページから「コンテンツ処理」タブをクリックします。

  2. 「一般」サブタブをクリックします。「圧縮」セクションの「オンデマンドのコンテンツ圧縮」セクションに移動します。

  3. 次のオプションがあります。

    • オンデマンド圧縮 — 選択されたリソースのオンデマンド圧縮を有効化/無効化します。

    • Vary ヘッダーを挿入Vary: Accept-encoding ヘッダーを挿入するかどうかを指定します。

      これを選択すると、圧縮版のファイルが選択されたときに Vary: Accept-encoding ヘッダーが常に挿入されます。

      これを選択しないと、Vary: Accept-encoding ヘッダーは挿入されません。

    • フラグメントサイズ — 圧縮ライブラリ (zlib) が一度に圧縮する分量を制御するために使用する、メモリーのフラグメントサイズをバイトで指定します。デフォルト値は 8096 です。

    • 圧縮レベル — 圧縮のレベルを指定します。1 〜 9 の値を選択します。値 1 では速度が最高になり、値 9 では圧縮率が最高になります。デフォルト値は、速度と圧縮率の両方を考慮した 6 です。

  4. 「保存」をクリックします。


    注 –

    CLI の使用

    CLI 経由でオンデマンド圧縮を有効にするには、次のコマンドを実行します。


    wadm> enable-on-demand-compression --user=admin 
    --password-file=admin.pwd --host=serverhost --port=8989 --config=config1 
    --vs=config1_vs_1 --insertvaryheader=true 
    --fragment-size=100 --compression-level=5

    CLI リファレンスの enable-on-demand-compression(1) を参照してください。