Sun Java System Web Server 7.0 管理ガイド

キャッシュ制御指令の設定

キャッシュ制御指令は、Sun Java System Web Server がプロキシサーバーのキャッシュにどの情報を書き込むかを制御するための方法の 1 つです。キャッシュ制御指令を使えば、プロキシのデフォルトキャッシュを上書きすることで、機密情報がキャッシュに書き込まれ、あとでおそらく読み出されるのを防ぐことができます。この指令を利用するには、プロキシサーバーが HTTP 1.1 に準拠している必要があります。

HTTP 1.1 の詳細については、次の「Hypertext Transfer Protocol--HTTP/1.1」仕様 (RFC 2068) を参照してください。

http://www.ietf.org/

キャッシュ制御指令を設定するには、次の手順に従います。

Procedureキャッシュ制御指令を設定する

  1. 仮想サーバーのページから「コンテンツ処理」タブをクリックします。

  2. 「一般」サブタブをクリックし、「その他」セクションの「キャッシュ制御指令」フィールドに移動します。

  3. 各フィールドに値を入力します。応答指令の有効な値は、次のとおりです。

    • 公開:任意のキャッシュに応答を書き込めます。これは標準設定です。

      • 非公開:非公開 (非共有) キャッシュにしか応答を書き込めません。

      • キャッシュなし:どのキャッシュにも応答を書き込めません。

      • ストアなし:キャッシュは、要求または応答を非揮発性記憶領域のどこにも格納できません。

      • 再検証が必要:元のサーバーに基づいてキャッシュエントリを再検証する必要があります。

      • 最大継続時間 (秒):クライアントは、この継続時間よりも大きな継続時間を持つ応答を受け取りません。

  4. 「保存」をクリックします。


    注 –

    CLI の使用

    CLI 経由でキャッシュ制御指令を設定するには、次のコマンドを実行します。


    wadm> set-cache-control-directives --user=admin --password-file=admin.pwd 
    --host=serverhost --port=8989 --config=config1 --vs=config1_vs_1 public=true 
    private=true must-revalidate=true

    CLI リファレンスの set-cache-control-directives(1) を参照してください。