Sun Java System Web Server 7.0 管理ガイド

ローカライズされたコンテンツを提供するためのサーバー構成

エンドユーザーは、アクセス対象となるコンテンツの言語設定を記述した Accept-language ヘッダーを送信するように、ブラウザを構成することができます。Accept-language ヘッダーに基づいてコンテンツを提供するようにサーバーを構成するには、「構成」> (構成を選択) >「仮想サーバー」> (仮想サーバーを選択) >「サーバー設定」>「一般」>「ローカリゼーション」の「クライアント言語のネゴシエーションを行う」チェックボックスを有効にします。

たとえば、このオプションが有効になった状態で、クライアントが次の URL を要求するときに値 fr-CH,de を含む Accept-language ヘッダーを送信したとします。

http://www.someplace.com/somepage.html

サーバーは次の順序でファイルの検索を行います。

Procedure検索順序

  1. Accept-language リスト fr-CH,de

    http://www.someplace.com/fr_ch/somepage.html

    http://www.someplace.com/somepage_fr_ch.html

    http://www.someplace.com/de/somepage.html

    http://www.someplace.com/somepage_de.html

  2. 国番号を含まない言語コード (fr-CH の場合は fr)。

    http://www.someplace.com/fr/somepage.html

    http://www.someplace.com/somepage_fr.html

  3. en など、magnus.conf ファイル内で定義された DefaultLanguage

    http://www.someplace.com/en/somepage.html

    http://www.someplace.com/somepage_en.html

  4. これらがどれも見つからない場合、サーバーは次を試みます。

    http://www.someplace.com/somepage.html


    注 –

    ローカライズされたファイルに名前を付けるときには、CH や TW などの国番号が小文字に、ダッシュ (-) が下線 (_) にそれぞれ変換される点に注意してください。



    注意 – 注意 –

    acceptlanguage 設定を有効にするとパフォーマンスが低下します。なぜなら、サーバーは、上記で説明したアルゴリズムに従って、Accept-language に指定されたすべての言語でコンテンツのチェックを行う必要があるからです。