Sun Java System Web Server 7.0 管理ガイド

基本認証

基本認証では、ユーザー名とパスワードを入力しないと、Web サーバーまたは Web サイトにアクセスできません。これがデフォルトの設定です。一連のユーザーとグループを作成し、それらを Sun Java System Directory Server などの LDAP データベース内またはファイル内に格納する必要があります。ディレクトリサーバーは、Web サーバーとは異なるサーバールートにインストールされたものか、リモートマシンにインストールされたものを使用する必要があります。

ユーザーが、管理サーバー内や Web サイト上のユーザー - グループ認証が必要なリソースにアクセスしようとすると、ユーザー名とパスワードの入力を求めるダイアログボックスが Web ブラウザによって表示されます。サーバーで暗号化が設定されているかどうかに応じて、サーバーはこの情報を暗号化された状態、または暗号化されていない状態で受信します。


注 –

SSL 暗号化なしで基本認証を使用する場合、暗号化されていないユーザー名とパスワードがネットワークを経由して送信されます。ネットワークパケットは傍受される可能性があり、ユーザー名とパスワードが不正に知られてしまう可能性があります。基本認証は、SSL 暗号化またはホスト - IP 認証、あるいはその両方と組み合わせるのがもっとも効果的です。ダイジェスト認証を使えばこの問題を回避できます。