Sun Java System Web Server 7.0 管理ガイド

配備の概要

単一ノードへの Web Server の配備は、次の目的の場合に検討できます。

次のフローチャートは、1 つのノード上に Web Server を配備する方法を大まかに表現したものです。

図 4–1 単一ノードへの Web Server の配備を表現したフローチャート

1 つのノード上に Web Server を配備する手順を示したフローチャート。

配備手順については、次の節で説明します。

配備前の要件

単一ノード上に Web Server を配備するには、次のタスクを実行してシステムの準備を整えます。

  1. 1 つのノード上に Web Server をインストールします。

    Web Server のインストール時に高速インストールオプションを選択した場合、次のデフォルトエンティティーが作成されます。

    • 管理サーバー。

    • HTTP リスナーと仮想サーバーを 1 つずつ含むデフォルト構成。構成と仮想サーバーの名前はホスト名と同じになります。

    • デフォルト構成のインスタンス。

    Web Server のインストール方法については、『Sun Java System Web Server 7.0 Installation and Migration Guide』の第 2 章「Installing the Web Server」を参照してください。

    サポートされているプラットフォームやシステム要件については、『Sun Java System Web Server 7.0 リリースノート (UNIX 版)』「対応プラットフォーム」を参照してください。

  2. 管理サーバーを起動します。

    指定された SSL ポート上で管理サーバーの実行が開始されます。

Web Server の配備

1 つのノード上に Web Server を配備するには、次の手順を使用します。

  1. デフォルト構成を使用することも、新しい構成を作成することもできます。

    新しい構成を作成する場合は、構成の一意名を指定します。新しい構成は、仮想サーバーとデフォルト HTTP リスナーを 1 つずつ作成します。


    注 –

    管理コンソールを使って構成を作成する場合、ウィザードによって新しいインスタンスを作成するためのプロンプトが表示されます。CLI を使用する場合、create-instance コマンドを使って構成のインスタンスを明示的に作成する必要があります。


    <install_dir>/admin-server/ ディレクトリの下にある config-store ディレクトリ内に、すべての構成が格納されます。


    注意 – 注意 –

    config-store ディレクトリの下のファイルは一切編集しないでください。このディレクトリの下のファイルは、Sun Java System Web Server によって内部用として作成されます。


  2. 変更済みの構成を配備します。