Sun Java System Web Server 7.0 管理ガイド

負荷分散のための逆プロキシの構成

Web Server 7.0 には、高度な組み込みロードバランサである逆プロキシが用意されています。逆プロキシは、サーバーファーム内の Web Server に対するゲートウェイになります。逆プロキシを構成すると、同じように構成された複数の Web サーバーに要求が転送されるようになります。

Web Server 7.0 で逆プロキシを有効にするには、次の手順を使用します。

  1. 逆プロキシ構成用として使用するノードに、Web Server をインストールします。

  2. 構成を作成します。例: rp

  3. 管理コンソールで「構成」>「仮想サーバー」>「コンテンツ処理」>「逆プロキシ」タブを選択します。「新規」ボタンをクリックします。

  4. 逆プロキシの URI を入力するとともに、クラスタ内のすべてのマシンのサーバー URL をコンマで区切って入力します。

    サーバー URL の入力形式は、hostname:portnumber です。

  5. 変更結果を保存します。

  6. 変更済みの構成を配備することで、構成への変更内容を適用します。

  7. この変更済みの構成のすべてのインスタンスを起動します。

これで、HTTP 要求を負荷分散するための逆プロキシの構成が完了しました。