Sun Java System Web Server 7.0 管理ガイド

セッションレプリケーションのための Web アプリケーションの構成

サーバーがセッションをレプリケートできるようにするには、Web アプリケーションでもセッションレプリケーションを有効にする必要があります。

  1. Web アプリケーションのセッションレプリケーションを有効にするには、<web-application>/WEB-INF ディレクトリに格納された sun-web.xml 構成ファイルを変更します。

    sun-web.xml で次の変更を行う必要があります。

    要素 <session-manager/><session-manager persistence-type="replicated"> に変更します。

    セッションレプリケーションが有効化されたサンプル sun-web.xml ファイルを、次に示します。

    <sun-web-app>
    		<session-config>
         <session-manager persistence-type="replicated">
         </session-manager>
      </session-config>
    </sun-web-app>
  2. sun-web.xml ファイルを変更したあと、Web アプリケーションをビルドし直すかアプリケーションの JAR ファイルを作成し直すことで、Web アプリケーションアーカイブ (WAR ファイル) を作成します。

  3. すべてのインスタンスを再起動することで、その Web アプリケーションがすべてのインスタンスで利用可能になるようにします。

  4. Web アプリケーションには、クラスタ内のすべてのインスタンスからアクセスできます。Web アプリケーションにアクセスするには、ブラウザで次のように入力します。

    http://webserver-name/webapplication-name/


    注 –

    すべてのノードからアクセス可能なディレクトリが、配備用のアプリケーションを格納するための最良の方法です。ただし、このディレクトリには、管理サーバーからアクセスできる必要はありません。Web アプリケーションのサイズが 1M バイトを超える場合には、ディレクトリベースの配備を行うことをお勧めします。

    検索コレクションを作成する場合、すべてのノードからアクセス可能な共通ディレクトリ内に検索コレクションが存在していることを確認してください。