Sun Java System Web Server 7.0 パフォーマンスのチューニング、サイジング、およびスケーリング

ネットワーキング

インターネットサイトの場合は、サーバーで処理する必要のある並行ユーザーのピーク数を特定し、そのユーザー数にサイトの平均要求サイズを掛けます。平均的な要求には、複数のドキュメントが含まれる可能性があります。はっきりしない場合は、ホームページと、それに関連付けられたすべてのサブフレームおよびグラフィックスを使用してみてください。

次に、ピーク使用時に、平均的なユーザーがドキュメントを我慢して待つことができる時間を特定します。その秒数で割ります。それが、サーバーに必要な WAN 帯域幅です。

たとえば、ピーク時に、平均ドキュメントサイズが 24K バイトで、各ドキュメントを平均 5 秒で転送している 50 ユーザーをサポートするには、240K バイト/秒 (1920 Kbps) が必要です。したがって、サイトには 2 つの T1 回線 (それぞれ 1544 Kbps) が必要です。また、これにより、成長のためのある程度のオーバーヘッドも可能になります。

サーバーのネットワークインタフェースカードでは、接続されている WAN を超える容量をサポートするようにしてください。たとえば、T1 回線 3 つまでは、10BaseT インタフェースで間に合います。T3 回線 (45 Mbps) 1 つまでは、100BaseT を使用できます。ただし、50 Mbps を超える WAN 帯域幅の場合は、複数の 100BaseT インタフェースの設定を考慮するか、またはギガビット Ethernet テクノロジを検討してください。

イントラネットサイトの場合は、ネットワークがボトルネックになる可能性は低くなります。ただし、これを確認するには、前述した計算と同じものを使用できます。