Sun Java System Web Server 7.0 パフォーマンスのチューニング、サイジング、およびスケーリング

HTTP 1.0 スタイルの作業負荷に対するチューニング

HTTP 1.0 では新しい受信接続が多数発生するため、1 待機ソケットあたりのアクセプタスレッド数のデフォルト値 1 は、最適であるとは言えません。HTTP 1.0 スタイルの作業負荷では、これを大きな数値に増やすとパフォーマンスが改善されるはずです。たとえば、2 個の CPU を備えたシステムの場合、これを 2 に設定することをお勧めします。また、キープアライブ接続数を 0 などに減らすこともお勧めします。

HTTP 1.0 スタイルの作業負荷では、多数の接続が確立され、終了されます。

サーバーが高負荷状態のときにブラウザから Web Server への接続でタイムアウトが発生する場合には、HTTP リスナーの待機キューサイズを 8192 などの大きな値に設定することで、HTTP リスナーのバックログキューのサイズを増やすことができます。

HTTP リスナーの待機キューは、ある待機ソケット上で保留される接続の最大数を指定します。バックログキューがいっぱいになった待機ソケット上で接続がタイムアウトすると、その接続は失敗します。