このマニュアルでは、Sun JavaTM System Web Server (以降、Web Server と呼ぶ) のパフォーマンスを改善する可能性のある、実行可能な調整について説明します。このマニュアルでは、チューニング、スケーリング、およびサイジングに関するヒントや提案、一般的なパフォーマンス問題で実施可能な解決方法、およびスケーラビリティー調査から得られたデータを提供します。また、その他の構成およびプラットフォーム固有の問題についても説明します。
このマニュアルの対象読者は、上級管理者のみです。変更を行う前に、必ずこのマニュアルとその他の関連サーバーマニュアルを読んでください。サーバーのチューニングを行う場合は細心の注意を払い、変更前に必ず設定ファイルをバックアップするようにしてください。
Web Server は、スタンドアロン製品としてインストールすることが可能です。あるいは、ネットワークまたはインターネット環境にわたって分散しているエンタープライズアプリケーションをサポートするソフトウェアインフラストラクチャーである Sun Java Enterprise System (Java ES) のコンポーネントとして購入することもできます。Web Server を Java ES のコンポーネントとしてインストールする場合は、http://docs.sun.com/coll/1657.1 にあるシステムマニュアルをよく読むことをお勧めします。
Web Server のマニュアルセットでは、Web Server をインストールおよび管理する方法について説明しています。Web Server のマニュアルの URL は、http://docs.sun.com/coll/1664.1 です。Web Server への導入としては、次の表に示されている順序でマニュアルを参照してください。
表 P–1 Web Server のマニュアルセットの内容
マニュアル名 |
内容 |
---|---|
タスクや主題ごとに整理された Web Server のマニュアルのトピック |
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『Sun Java System Web Server 7.0 Installation and Migration Guide』 |
以下のインストールおよび移行作業の実行
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以下を実行するためのプログラミングテクノロジおよび API の使用
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『Sun Java System Web Server 7.0 Update 1 NSAPI Developer’s Guide』 |
カスタム NSAPI (NetscapeTM Server Application Programmer's Interface) プラグインの作成 |
『Sun Java System Web Server 7.0 Developer’s Guide to Java Web Applications』 |
Sun Java System Web Server における Java Servlet および JavaServer PagesTM (JSPTM) テクノロジの実装 |
『Sun Java System Web Server 7.0 Administrator’s Configuration File Reference』 |
設定ファイルの編集 |
『Sun Java System Web Server 7.0 パフォーマンスのチューニング、サイジング、およびスケーリング』 |
パフォーマンス最適化のための Sun Java System Web Server のチューニング |
Web Server のトラブルシューティング |
Sun Java Enterprise System (Java ES) とそのコンポーネントに関するすべてのマニュアルの URL は、http://docs.sun.com/app/docs/prod/entsys.06q4 です。
次の表は、このマニュアルで使用するデフォルトのパスやファイル名について説明したものです。
表 P–2 デフォルトのパスとファイル名
プレースホルダ |
説明 |
デフォルト値 |
---|---|---|
install_dir |
Web Server のベースインストールディレクトリを表します。 |
SolarisTM プラットフォームへの Sun Java Enterprise System (Java ES) のインストール: /opt/SUNWwbsvr7 Linux および HP-UX プラットフォームへの Java ES のインストール: /opt/sun/webserver7 Windows プラットフォームへの Java ES のインストール: System Drive:\Program Files\Sun\JavaES5\WebServer7 Solaris、Linux、および HP-UX へのその他のインストールで、root ユーザーでない場合: user's home directory/sun/webserver7 Solaris、Linux、および HP-UX へのその他のインストールで、root ユーザーの場合: /sun/webserver7 Windows のすべてのインストールの場合: System Drive:\Program Files\Sun\WebServer7 |
instance_dir |
インスタンス固有のサブディレクトリを含むディレクトリ。 |
Java ES インストールの場合、Solaris 上でのインスタンスのデフォルトの場所は、次のとおりです。 /var/opt/SUNWwbsvr7 Java ES インストールの場合、Linux および HP-UX 上でのインスタンスのデフォルトの場所は、次のとおりです。 /var/opt/sun/webserver7 Java ES インストールの場合、Windows 上でのインスタンスのデフォルトの場所は、次のとおりです。 System Drive:\Program Files\Sun\JavaES5\WebServer7 スタンドアロンインストールの場合、Solaris、Linux、および HP-UX 上でのインスタンスのデフォルトの場所は、次のとおりです。<install_dir> スタンドアロンインストールの場合、Windows 上でのインスタンスのデフォルトの場所は、次のとおりです。 System Drive:\Program Files\sun\WebServer7 |
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–3 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
|
---|---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 machine_name% you have mail. |
|
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
machine_name% su Password: |
|
aabbcc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
|
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャー・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
|
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
|
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
|
コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
次の表では、このマニュアルで使用されている記号について説明します。
表 P–4 記号の規則
記号 |
説明 |
例 |
意味 |
---|---|---|---|
[ ] |
省略可能な引数やコマンドオプションが含まれます。 |
ls [-l] |
-l オプションは必須ではありません。 |
{ | } |
必須のコマンドオプションの選択肢を囲みます。 |
-d {y|n} |
-d オプションには y 引数か n 引数のいずれかを使用する必要があります。 |
${ } |
変数参照を示します。 |
${com.sun.javaRoot} |
com.sun.javaRoot 変数の値を参照します。 |
- |
同時に押すキーを示します。 |
Control-A |
Control キーを押しながら A キーを押します。 |
+ |
順番に押すキーを示します。 |
Ctrl+A+N |
Control キーを押してから放し、それに続くキーを押します。 |
-> |
グラフィカルユーザーインタフェースでのメニュー項目の選択順序を示します。 |
「ファイル」->「新規」->「テンプレート」 |
「ファイル」メニューから「新規」を選択します。「新規」サブメニューから「テンプレート」を選択します。 |
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URL |
内容 |
---|---|---|
マニュアル |
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|
サポートおよびトレーニング |
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