Sun Java System Web Server 7.0 パフォーマンスのチューニング、サイジング、およびスケーリング

管理コンソールで利用不可能な JDBC リソース統計

一部の JDBC 統計は、wadm get-config-stats コマンド (--node オプションを使用)、stats-xml、および SNMP 経由では利用可能ですが、管理コンソール経由では利用不可能です。

maxConnections – 構成されたプールの最大サイズ。ほかの統計の基準値として使用してください。管理コンソール経由で JDBC リソースの最大接続数を変更するには、「JDBC リソースを編集」ページで「最大接続数」フィールドを編集します。コマンド行インタフェース経由で JDBC リソースの最大接続数を変更するには、wadm set-jdbc-resource-prop を使って max-connections プロパティーを変更します。

peakConnections – プールの履歴に含まれている、同時にリースされた接続の数のうちで、最大のもの。この数値は、プール使用時の上限を知るための良い指標になります。これは、最大接続数の設定によって制限されます。

countTotalLeasedConnections – プールによって接続が提供された回数の合計。プールの総合的なアクティビティーを示します。チューニング不可能です。

countTotalFailedValidationConnections – 接続の検証が有効になっている場合、プールによって接続が無効であると判定された回数を示します。この数値が比較的大きい場合、それは、データベースやネットワークで問題が発生していることを意味している可能性があります。チューニング不可能です。

peakQueued – プールの寿命内の任意の時点で同時にキューに入っていた接続要求の数のうちで、最大のもの。チューニング不可能です。

millisecondsPeakWait – 任意の接続要求が待機キュー内に存在していたミリ秒単位の時間のうちで、最長のもの。この数値が大きい場合、それは、プールのアクティビティーが活発であることを示しています。上限は、JDBC リソース設定の待機タイムアウトになります。

countConnectionIdleTimeouts – 構成された JDBC アイドルタイムアウトを超過したためにプールによって閉じられた未使用接続の数。管理コンソール経由で JDBC リソースのアイドルタイムアウトを変更するには、「JDBC リソースを編集」ページで「アイドルタイムアウト」フィールドを編集します。コマンド行インタフェース経由で JDBC リソースのアイドルタイムアウトを変更するには、wadm set-jdbc-resource-prop を使って idle-timeout プロパティーを変更します。