stats-xml を使用して統計情報を表示することもできます。この場合は、統計情報が XML 形式で表示されます。stats-xml の出力は XML 形式であるため、各種のツールを使用して統計情報を容易に解析できます。URI からの stats-xml 出力の表示 (これは有効にする必要がある)、または CLI からの stats-xml 出力の表示 (これはデフォルトで有効になっている) のどちらかが可能です。
stats-xml URI を有効にすると、ブラウザを経由してサーバーの XML 形式の統計情報にアクセスできます。stats-xml URI を使用する場合は、管理サーバーが実行されていなくても統計情報にアクセスできることに注意してください。また、stats-xml URI がアクティブになっていると、アクセスを拒否するための予防策を取らないかぎり、ユーザーもサーバーの統計情報を表示できるようになります。
「共通操作」ページで、左側のプルダウンメニューから構成を選択します。
右側のプルダウンメニューから仮想サーバーを選択し、「仮想サーバーを編集」をクリックします。
「サーバー設定」タブで、「監視設定」サブタブをクリックします。
「XML レポート」の「有効」チェックボックスを選択します。
URI を指定します。たとえば、/stats-xml と入力します。
「保存 」をクリックします。
構成を配備します。
stats-xml URI にアクセスします。次に例を示します。
http://yourhost: port/stats-xml
統計情報が XML 形式で表示されます。
次のコマンドを使用して stats-xml を有効にします。
./wadm enable-stats-xml --user=admin-user --password-file= admin-password-file [--uri-prefix=prefix]--config= config-name --vs=virtual-server-name
uri-prefix オプションを使用して stats-xml URI を設定します。
wadm deploy-config コマンドを使用して構成を配備します。
stats-xml URI にアクセスします。次に例を示します。
http://yourhost :port/stats-xml
統計情報が XML 形式で表示されます。
stats-xml URI を変更することにより、その URI で表示されるデータを制限できます。
情報を制限するように stats-xml URI を変更するには、各要素を 0 または 1 に設定します。0 に設定された要素は、stats-xml 出力には表示されません。次に例を示します。
http:// yourhost:port /stats-xml?thread=0&process=0
この構文では、stats-xml 出力が、スレッドとプロセスの統計情報を含まないように制限されます。デフォルトでは、すべての統計情報が有効になっています (1 に設定される)。
ほとんどの統計情報はサーバーレベルで表示できますが、一部の統計情報はプロセスレベルで表示できます。
stats-xml を制限するには、次の構文要素を使用します。
cache-bucket
connection-queue
connection-queue-bucket (プロセスレベル)
cpu-info
dns-bucket
jdbc-resource-bucket
keepalive-bucket
process
profile
profile-bucket (プロセスレベル)
request-bucket
servlet-bucket
session-replication
thread
thread-pool
thread-pool-bucket (プロセスレベル)
virtual-server
web-app-bucket
URI に加えて、コマンド行インタフェース経由でも stats-xml 出力にアクセスできます。これはデフォルトで有効になっています。URI 経由の stats-xml 出力の表示とは異なり、コマンド行で stats-xml 出力を表示するには、管理サーバーが実行されている必要があります。ただし、要求を処理するスレッドがサーバー内で (たとえば、ビジー状態のために) ハングアップしており、URI を使用できない場合でも、引き続き CLI 経由で stats-xml 出力にアクセスできます。