Sun Java System Web Server 7.0 リリースノート (Windows 版)

管理

次の表は、管理における既知の問題を一覧したものです。

表 1–6 管理における既知の問題

バグ ID 

説明 

6513089 

Web Server インスタンスを再起動すると、server.xml ファイル内の値が失われる。

Web Server インスタンスを再起動すると、次のエラーメッセージが表示されます。 


a value was missing in the server.xml when restarting the web server instance.

回避方法: 次の手順に従います。

  1. 管理サーバーを起動します。

    WebServer-base\admin-server\bin\startserv

  2. WebServer-base\https-FQDN\config\server.xml ファイルを編集します。

  3. 次の行を検索します。


    <search-collection>
    <name/>
    <..?
    </search-collection>
  4. これらの行を次の内容で置き換えます。


    <search-collection>
    <name>search-collection-1</name>
    <..?
    </search-collection>
  5. これらの変更を管理サーバーに反映します。

    wadm pull-config --user=admin --config=FQDN FQDN

FQDN は、ホストシステムの完全修飾ドメイン名です。 

6492144 

Windows プラットフォームで、パスワード入力時に CLI インストーラが Control+C キーの入力を処理しない。

インストーラが Control+C キーの入力を受け付けないため、端末が使用不能になります。 

回避方法: ありません。

6479247 

配備後にインスタンスを再起動すると、トークンパスワードの入力ダイアログボックスが表示される。この動作はほかのプラットフォームでは見られない。

回避方法: ありません。

6432106 

Web Server のアップグレード後に Sun Java System Portal Server の検索機能が例外をスローする。

Web Server を Java ES 4 から Java ES 5 にアップグレードすると、Portal Server の検索機能が例外をスローします。 

回避方法:


注 –

既存の libdb-3.3.dll および libdb_java-3.3.dll ライブラリファイルを、Web Server の非公開ディレクトリの外部のどこか適切な場所に移動します。Portal Server ライブラリを適切な場所に格納したら、そのパスを次のコマンドの <libdb-3.3.dll path>:<libdb_java-3.3.dll path> に指定する必要があります。


Windows プラットフォームの場合、次の手順を実行します。 

  1. libdb-3.3.dll および libdb_java-3.3.dll ファイルを、Web Server 6.1 の lib ディレクトリから適切な場所にコピーします。


    注意 – 注意 –

    lib ディレクトリなど、Web Server 7.0 の非公開ディレクトリにライブラリファイルをコピーしないでください。


  2. portal_libraries ディレクトリを作成します。

  3. ライブラリファイル libdb-3.3.dll および libdb_java-3.3.dllportal_libraries にコピーします。

  4. wadm コマンドを使って、ライブラリファイルの場所を Web Server に通知します。

  5. 現在のネイティブライブラリパスの設定を取得します。

    get-jvm-prop -user=admin --config=hostname native-library-path-prefix

  6. この出力を保存します。

  7. コピーした libdb-3.3.dll および libdb_java-3.3.dll のパスを既存のネイティブライブラリパスに付加します。

    set-jvm-prop --config=hostname native-library-path-prefix=<existing native library-path>:</portal-libraries-path>

    portal-libraries-path は、手順 1 で libdb-3.3.dll および libdb_java-3.3.dll ファイルをコピーした場所です。

    get-jvm-prop コマンドの結果や出力が得られない場合は、native-library-path-prefix パラメータを設定します。

    native-library-path-prefix=</portal-libraries-path>


    注 –

    native-library-path-prefix パラメータの区切り文字には「;」を使用します。

    native-library-path-prefix=<existing native libarary path>;<portal-libraries-path>

    Windows 以外のプラットフォームの場合、次のように「:」を native-library-path-prefix パラメータの区切り文字として使用します。

    native-library-path-prefix=<existing native libarary path>:<portal-libraries-path>


  8. 変更した設定を配備します。

    deploy-config [--user=admin-user] config-name

6425144 

クラスパスにセミコロン (;) が含まれていると、wadm がクラスパスを正しく更新しない。

wadm.bat ファイルを使用してクラスパスを設定する場合、クラスパスにセミコロンが含まれていると、server.xml ファイル内でフルクラスパスが更新されません。セミコロン (;) の前のパスだけが更新されます。

回避方法: 次に示す回避方法のどれか 1 つを選択してください。

  • セミコロンの前にエスケープ文字 (\) を使用します。

  • wadm を単一モードで使用します。

6364924 

あるノードを複数の管理サーバーに登録すると、これにより設定の衝突が発生する可能性がある。

ある 1 つのノードを、最初の管理サーバーへの登録を取り消すことなしに 2 番目の管理サーバーにも登録できます。ただし、このように登録すると、ノードはどちらの管理サーバーへもアクセスできなくなります。 

回避方法:

登録のたびに管理ノードを再起動します。その管理ノードは、登録先として最後に使用した管理サーバーに対して使用可能になります。 

6379125 

wadm が、ノードへの接続を許可し、証明書を表示したあと、「HTTP 400 Error」をスローする。

Web Server ノードは、管理サーバーと同じ URI に登録された、管理サーバーと同じ JMX コネクタを使用します。証明書が SSL ハンドシェークの一部としてスローされますが、実行がまだノードに到達していません。Web Server では、クライアント、管理サーバーのどちらからの接続なのか判別できません。 

4793938 

ディレクトリインデックスの代わりに、ユーザーとパスワードの入力ダイアログが表示される。

デフォルトでは、ユーザーが認証されないかぎり、Web Server 7.0 はディレクトリインデックスを送信しません。あるディレクトリにアクセスしようとすると、ユーザー名とパスワードの入力を求められます。これは、Web Server 7.0 のデフォルトのアクセス制御リスト (ACL) が、認証済みユーザーだけにリストアクセス権を許可するためです。 

回避方法:

管理コンソールの使用または default.acl ファイルの編集によって、認証されていないユーザーにリストアクセス権を許可できます。リストアクセス権を許可する方法の詳細については、『Sun Java System Web Server 7.0 管理ガイド』を参照してください。