Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 管理ガイド

はじめに

このマニュアルでは、Sun JavaTM System Web Server 7.0 Update 3 (Web Server とも呼ばれる) を構成および管理する方法について説明します。

対象読者

このマニュアルの対象読者は、本稼働環境のサーバーを管理する Sun Java System Web Server 管理者です。このマニュアルでは、次の分野の知識があることを前提としています。

このマニュアルをお読みになる前に

Web Server は、スタンドアロン製品としてインストールできます。あるいは、ネットワークやインターネット環境に広く分散しているエンタープライズアプリケーションをサポートするソフトウェアインフラストラクチャー、Sun Java Enterprise System (Java ES) のコンポーネントとしてインストールすることもできます。Web Server を Java ES のコンポーネントとしてインストールする場合は、http://docs.sun.com/coll/1286.2 にあるシステムマニュアルをよく読むことをお勧めします。

Web Server のマニュアルセット

Web Server のマニュアルセットでは、Web Server をインストールおよび管理する方法について説明しています。Web Server Update 2 のマニュアルは、http://docs.sun.com/coll/1653.2 で参照できます。Web Server Update 2 への導入としては、次の表に示されている順序でマニュアルを参照してください。

表 P–1 Web Server のマニュアルセットの内容

マニュアルのタイトル 

内容 

『Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 Documentation Center 』

タスク別、テーマ別に編成された Web Server マニュアルのトピック 

『Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 リリースノート 』

  • ソフトウェアと文書に関する最新情報

  • サポートされているプラットフォームと、Web Server をインストールするためのパッチ要件

『Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 Installation and Migration Guide 』

以下のインストールおよび移行作業の実行 

  • Web Server とその各種コンポーネントのインストール,

  • Sun ONE Web Server 6.0 または 6.1 から Sun Java System Web Server 7.0 へのデータ移行

『Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 管理ガイド』

次の管理タスクの実行

  • 管理 GUI とコマンド行インタフェースの使用

  • サーバー環境の設定

  • サーバーインスタンスの使用

  • サーバーアクティビティーの監視およびログ

  • サーバー保護のための証明書および公開鍵暗号の使用

  • サーバー保護のためのアクセス制御の設定

  • Java Platform Enterprise Edition (Java EE) のセキュリティー機能の使用

  • アプリケーションの配備

  • 仮想サーバーの管理

  • パフォーマンスニーズに合わせたサーバー作業負荷の定義およびシステムのサイズ決定

  • サーバードキュメントのコンテンツと属性の検索、およびテキスト検索インタフェースの作成

  • コンテンツ圧縮のためのサーバー設定

  • WebDAV を使用した Web 発行およびコンテンツオーサリングのためのサーバー設定

『Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 Developer’s Guide 』

以下を実行するためのプログラミングテクノロジおよび API の使用 

  • Sun Java System Web Server の拡張および変更

  • クライアント要求に応じたコンテンツの動的生成、およびサーバーのコンテンツの変更

『Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 NSAPI Developer’s Guide 』

カスタム NSAPI (Netscape Server Application Programmer's Interface) プラグインの作成 

『Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 Developer’s Guide to Java Web Applications 』

Sun Java System Web Server における Java サーブレットおよび JavaServer PagesTM (JSPTM) テクノロジの実装

『Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 Administrator’s Configuration File Reference 』

設定ファイルの編集 

『Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 Performance Tuning, Sizing, and Scaling Guide 』

パフォーマンス最適化のための Sun Java System Web Server の調整 

『Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 Troubleshooting Guide 』

Web Server のトラブルシューティング 

関連マニュアル

Sun Java Enterprise System (Java ES) とそのコンポーネントに関するすべてのマニュアルの URL は、http://docs.sun.com/coll/1286.2 です。

デフォルトのパスとファイル名

次の表は、このマニュアルで使用するデフォルトのパスやファイル名について説明したものです。

表 P–2 デフォルトのパスとファイル名

プレースホルダ 

説明 

デフォルト値 

install-dir

Web Server のベースインストールディレクトリを表します。 

SolarisTM プラットフォームへの Sun Java Enterprise System (Java ES) のインストール:

/opt/SUNWwbsvr7

Linux および HP-UX プラットフォームへの Java ES のインストール: 

/opt/sun/webserver/

Windows プラットフォームへの Java ES のインストール: 

system-drive:\Program Files\Sun\JavaES5\WebServer7

Solaris、Linux、および HP-UX へのその他のインストールで、root ユーザーでない場合:  

home-directory/sun/webserver7

Solaris、Linux、および HP-UX へのその他のインストールで、root ユーザーの場合:  

/sun/webserver7

Windows のすべてのインストールの場合:  

system-drive:\Program Files\Sun\WebServer7

instance-dir

インスタンス固有のサブディレクトリを含むディレクトリ。 

Java ES インストールの場合、Solaris 上でのインスタンスのデフォルトの場所は、次のとおりです。 

/var/opt/SUNWwbsvr7

Java ES インストールの場合、Linux および HP-UX 上でのインスタンスのデフォルトの場所は、次のとおりです。  

/var/opt/sun/webserver7

Java ES インストールの場合、Windows 上でのインスタンスのデフォルトの場所は、次のとおりです。  

system-drive:\Program Files\Sun\JavaES5\WebServer7

スタンドアロンインストールの場合、Solaris、Linux、および HP-UX 上でのインスタンスのデフォルトの場所は、次のとおりです。install-dir

スタンドアロンインストールの場合、Windows 上でのインスタンスのデフォルトの場所は、次のとおりです。  

system-drive:\Program Files\sun\WebServer7

表記規則

次の表では、このマニュアルで使用されている表記上の規則を示します。

表 P–3 表記規則

書体 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド、ファイル、ディレクトリの名前、および画面上のコンピュータ出力 

.login ファイルを編集します。

ls -a を使用してすべてのファイルをリスト表示します。

machine_name% you have mail.

AaBbCc123

ユーザーの入力内容。コンピュータの画面出力と区別される 

machine_name% su

Password:

AaBbCc123

プレースホルダ。実際の名前または値で置き換えられる 

ファイルを削除するコマンドは、rm filename です。

AaBbCc123

マニュアルタイトル、新規用語、および強調する用語 (オンラインでは一部の強調項目は太字で表示される) 

ユーザーズガイド」の第 6 章を参照してください。

キャッシュは、ローカルに格納されるコピーです。

ファイルを保存しないでください。

記号の規則

次の表は、この用語集で使用される記号の一覧です。

表 P–4 記号の規則

記号 

説明 

例 

意味 

[ ]

省略可能な引数やコマンドオプションが含まれます。 

ls [-l]

-l オプションは必須ではありません。

{ | }

必須のコマンドオプションの選択肢を囲みます。 

-d {y|n}

-d オプションには y 引数か n 引数のいずれかを使用する必要があります。

${ }

変数参照を示します。 

${com.sun.javaRoot}

com.sun.javaRoot 変数の値を参照します。

同時に押すキーを示します。 

Control-A 

Control キーを押しながら A キーを押します。 

順番に押すキーを示します。 

Ctrl+A+N 

Control キーを押してから放し、それに続くキーを押します。 

-> 

グラフィカルユーザーインタフェースでのメニュー項目の選択順序を示します。 

「ファイル」->「新規」->「テンプレート」 

「ファイル」メニューから「新規」を選択します。「新規」サブメニューから「テンプレート」を選択します。 

Sun リソースへのオンラインアクセス

http://docs.sun.com (docs.sun.comSM) Web サイトで、オンラインの Sun 技術文書にアクセスできます。docs.sun.com のアーカイブを閲覧することも、特定のマニュアル名や主題を検索することもできます。マニュアルは、PDF および HTML 形式のオンラインファイルとして利用できます。どちらの形式のファイルも、障害を持つ方々向けの補助機能を使って読むことができます。

次に示す Sun のリソースにアクセスするには、http://www.sun.com を参照してください。

Sun 製品資料の検索

docs.sun.com Web サイトで Sun 製品のマニュアルを検索するほかに、検索エンジンの検索フィールドに次の構文を入力することもできます。


search-term site:docs.sun.com

たとえば、「Web Server」を検索するには、次のように入力します。


Web Server site:docs.sun.com

検索に java.sun.comwww.sun.comdevelopers.sun.com などほかの Sun Web サイトも含めるには、「docs.sun.com」の代わりに「 sun.com」を検索フィールドに入力します。

サードパーティー Web サイトの参照

このマニュアルでは、サードパーティーが提供している URL で関連する追加情報を参照します。


注 –

このマニュアル内で引用するサードパーティーの Web サイトの可用性について Sun は責任を負いません。こうしたサイトやリソース上の、またはこれらを通じて利用可能な、コンテンツ、広告、製品、その他の素材について、Sun は推奨しているわけではなく、Sun はいかなる責任も負いません。Sun は、これらのサイトあるいはリソースに関する、あるいはこれらのサイトから利用可能であるコンテンツ、製品、サービスのご利用あるいは信頼によって、あるいはそれに関連して発生するいかなる損害、損失、申し立てに対する一切の責任を負いません。


このマニュアルに関するコメント

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