Java Authentication Service Provider Interface for Containers 仕様は、認証メカニズムプロバイダをコンテナに統合できるようにするための標準サービスプロバイダインタフェースを定義します。管理コンソールを使えば、新しい SOAP 認証プロバイダを追加できます。
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。リストを取得するには「構成」タブをクリックします。
「Java」>「認証」タブをクリックします。
「SOAP 認証プロバイダ」セクションの「新規」ボタンをクリックします。
次の表では、「新規 SOAP 認証プロバイダ」ページで利用可能なパラメータについて説明します。
表 11–6 SOAP 認証プロバイダのパラメータ
パラメータ |
説明 |
---|---|
名前 |
新しい SOAP 認証プロバイダの簡易名を入力します。 |
クラス名 |
プロバイダを実装するクラス名。javax.security.auth.XXX を実装するクラスの完全修飾クラス名 |
要求認証の送信元 |
この属性は、ユーザー名/パスワードなどのメッセージ層送信側認証、要求メッセージに適用すべきデジタル署名などのコンテンツ認証、のいずれかの要件を定義します。値 (auth-policy) は「送信側」、「コンテンツ」のいずれかです。この引数が指定されない場合、要求のソース認証は必須ではありません。 |
要求認証の受信先 |
この属性は、XML 暗号化などによる、送信側に対するメッセージ受信側のメッセージ層認証の要件を定義します。値は「コンテンツの前」「コンテンツのあと」のいずれかです。 |
応答認証の送信元 |
この属性は、ユーザー名/パスワードなどのメッセージ層送信側認証、応答メッセージに適用すべきデジタル署名などのコンテンツ認証、のいずれかの要件を定義します。値 (auth-policy) は「送信側」、「コンテンツ」のいずれかです。この引数が指定されない場合、応答のソース認証は必須ではありません |
応答認証の受取先 |
この属性は、XML 暗号化などによる、送信側に対する応答メッセージ受信側のメッセージ層認証の要件を定義します。 |
プロパティー |
「プロパティーを追加」ボタンをクリックしてその他の CLI プロパティーを入力します。 |
CLI の使用
CLI を使って SOAP 認証プロバイダを追加するには、次のコマンドを実行します。
wadm> create-soap-auth-provider --user=admin --password-file=admin.pwd --host=serverhost --port=8989 --config=config1 --class-name=javax.security.auth.soapauthprovider soap-auth |
CLI リファレンスの create-soap-auth-provider(1) を参照してください。