HTML は通常、サーバーが介入することなしに、ディスク上に存在する状態のままでクライアントに送信されます。ところがサーバーは、ドキュメントを送信する前に、HTML ファイル内で特殊なコマンドを検索する、つまり HTML を解析することができます。サーバーがこれらのファイルを解析し、要求に固有の情報やファイルをドキュメント内に挿入するようにするには、まず HTML の解析機能を有効にする必要があります。
仮想サーバーのページから「コンテンツ処理」タブをクリックします。
「一般」サブタブをクリックします。
「解析対象 HTML/SSI 設定」で、サーバーにより解析される HTML を有効にするかどうかを選択します。
HTML ファイルで有効にするが exec タグでは有効にしないこともできますし、HTML ファイルでも exec タグでも有効にすることもできます。後者の場合、HTML ファイルがサーバー上のほかのプログラムを実行できるようになります。
解析対象ファイルを選択します。
解析対象として、.shtml 拡張子を持つファイルだけ、すべての HTML ファイルのいずれかを選択できます。後者の場合はパフォーマンスが低下します。UNIX/Linux を使用している場合には、実行権が有効になっている UNIX/Linux ファイルも、解析対象として選択できます。ただし、これはあまり信頼できない可能性があります。
「保存 」をクリックします。
サーバーにより解析される HTML の使用方法の詳細については、『Web Server Developer’s Guide』を参照してください。
CLI の使用
CLI 経由でサーバーにより解析される HTML を設定するには、次のコマンドを実行します。
wadm> enable-parsed-html --user=admin --password-file=admin.pwd --host=serverhost --port=8989 --config=config1 --vs=config1_vs1 |
CLI リファレンスの enable-parsed-html(1) を参照してください。