Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 管理ガイド

CLI スクリプト

install-root/samples/admin/scripts ディレクトリには、wadm コマンド行ユーティリティーを使って実行可能なスクリプトが含まれています。wadm は TCL エンジンの上に構築されているため、TCL スクリプティングをサポートします。これらのスクリプトを使用して、一般的な管理タスクを実行できます。また、これらのスクリプトは、既存のコマンド上に新しいユーティリティーを構築する方法も示します。

次の表に、スクリプトとその説明を示します。

表 1–1 サンプルの CLI スクリプト

スクリプト 

説明 

使用法 

enable-ssl.tcl

指定した仮想サーバーおよびポートで SSL を有効にします。 

wadm -f enable-ssl.tcl <config> <vs> <server> <port>

filter-mime.tcl

指定した構成および仮想サーバーから一致する MIME タイプを取得します。 

wadm -f filter-mime.tcl "<regex>" <config> <vs>

remove-mime.tcl

指定した構成および仮想サーバーから一致する MIME タイプを削除します。 

wadm -f remove-mime.tcl "<regex>" <config> <vs>

add-mime-ext.tcl

特定の拡張子を、指定した構成および仮想サーバー内の一致する MIME タイプに追加します。 

wadm -f add-mime-ext.tcl "<regex>" "ext" <config> <vs>

summary.tcl

インストールの概要を示します。これには、リスナー、ポート、および SSL 状態のリストが含まれます。 

wadm -f summary.tcl

list-webapps.tcl

配備されたすべての Web アプリケーションの概要を示します。 

wadm -f list-webapps.tcl

collate-logs.tcl

複数のノードにまたがる照合ログを示します。 

wadm -f collate-logs.tcl <config> <node1> <node2> ..

renew-selfsigned-cert.tcl

指定したニックネームの自己署名付き証明書の更新を許可します。 

wadm -f renew-selfsigned-cert.tcl <config> <cert-nickname> [<validity>]