Sun Java System Web Server 7.0 Update 5 リリースノート

インストール、移行、およびアップグレードに関する注意点

この節では、Sun Java System Web Server のインストール、移行、およびアップグレードに関する注意事項を示します。これらのトピックの詳細については、『Sun Java System Web Server Installation and Migration Guide』を参照してください。このリリースの Web Server における既知の問題については、このリリースノートの 「既知の問題点」を参照してください。

インストール

以前のバージョンの Web Server が含まれているディレクトリに Web Server をインストールすることはできません。ただし、Web Server を新しいディレクトリにインストールしたあとで既存のインストールを移行することはできます。

Web Server は、Java Enterprise System の一部またはスタンドアロンバージョンとしてインストールできます。

スタンドアロンインストール

スタンドアロンインストールでは、NSS や NSPR などの必要な共有コンポーネントはすべて、Web Server インストールファイルとともにパッケージ化されます。

Java ES インストール

Web Server を Java ES スイートの一部としてインストールする場合は、Java ES インストーラによって、NSS や NSPR などのすべての共有コンポーネントは別々のパッケージとして、Web Server 固有のバイナリは別々のオペレーティングシステム依存のパッケージとしてインストールされます。したがって、すべての共有コンポーネントパッチおよび Web Server パッチをダウンロードして、インストールする必要があります。

Sun Solve を参照してください。それぞれのオペレーティングシステム用の最新の Java ES コンポーネントパッチをダウンロードしてインストールします。


注 –

最新の NSS / NSPR パッチをシステムにインストールしないと、Web Server 7.0 Update 5 が正常に起動しません。したがって、Web Server 7.0 Update 5 をインストールする前に、Update 5 パッチにバンドルされた Web Server 7.0 Update 5 パッチ README で、システムで使用できる適切な NSS パッチを確認してください。


移行

Web Server 6.0 および 6.1 の設定は移行できます。6.0 未満の Web Server バージョンからの直接移行はサポートされていません。Web Server 4.0 以降などの以前のバージョンは、まず Web Server 6.1 に移行し、それから Web Server 7.0 に移行する必要があります。Web Server 4.0 以降から Web Server 6.1 への移行については、http://docs.sun.com/app/docs/prod/sjs.websrv61?l=en&a=view で最新の『Sun Java System Web Server 6.1 Installation and Migration Guide』および『Sun Java System Web Server 6.1 リリースノート』を参照してください。

Web Server 4.1 から Web Server 7.0 への移行や、Web Server 6.0 のすべてのバージョンから Web Server 7.0 への移行の詳細については、『Sun Java System Web Server 7.0 Update 5 Installation and Migration Guide』を参照してください。

アップグレード

Sun Java System Web Server 7.0 のインストール環境がすでに存在している場合に Sun Java System Web Server 7.0 Update 5 をインストールすると、インストーラは自動的にアップグレードを実行します。

Sun Java System Web Server 7.0 がすでにインストールされている場合は、Sun Java System Web Server 7.0 Update 5 インストーラで Web Server 7.0 のインストール環境の場所を指定してからアップグレードしてください。

Sun Java System Web Server 7.0 が Java ES 5 の一部としてインストールされている場合は、Web Server 7.0 Update 5 にアップグレードするために、http://sunsolve.sun.com/show.do?target=patchpage Web サイトにある次のパッチをインストールすることをお勧めします。

Web Server のローカライズされたバージョンを使用している場合は、Web Server 7.0 から Web Server 7.0 Update 5 に正常にアップグレードするため、ベースパッチをインストールする前に、次のパッチをインストールしてください。

Web Server 7.0 Update 5 では、マルチリンガルファイルはベースパッチに統合されています。 このため、Web Server 7.0 マルチリンガルパッケージがシステムにインストールされている場合は、最初に l10n パッチ 126331-05 (Sparc)/126332-05 (x86) をインストールしてから、ベースパッチ 125437-15 (Sparc)/125438-15 (x86) 以降をインストールしてください。

Web Server 7.0 から Web Server 7.0 Update 5 へのアップグレードの詳細については、『Sun Java System Web Server 7.0 Update 5 Installation and Migration Guide』を参照してください。

互換性の問題

  1. Web Server 7.0 は JavaServerTM Faces 1.2 テクノロジをサポートします。JavaServer Faces 1.1 アプリケーションのほとんどは、何の変更を加えなくても Web Server 7.0 と連動するはずです。ただし、アプリケーションを JavaServer Faces 1.2 アプリケーションに移行するときに何らかの互換性の問題が発生する可能性があります。その場合は、アプリケーションに変更を加える必要があります。この変更については、次の JavaServer Faces リリースノートで説明されています。https://javaserverfaces.dev.java.net/rlnotes/1.2_04/issues.html

  2. Java ES 5 に付属する Sun Java System Portal Server 7.1 は、Sun Java System Web Server 7.0 Update 1 との互換性がありません。Sun Java System Portal Server 7.1 が Web Server 7.0 とともに配備されている場合、Sun Java System Web Server 7.0 だけでなく両方のサーバーをアップグレードする必要があります。必要な Sun Java System Portal Server 7.1 のアップグレードは、Java Enterprise System 5 Update 1、または http://sunsolve.sun.com/show.do?target=patchpage Web サイトで入手可能な次のパッチで行えます。

    • 124301 (SPARC)

    • 124302 (x86)

    • 124303 (Linux)

    Web Server のローカライズされたバージョンを使用している場合は、Portal Server の次のローカリゼーションパッチもインストールしてください。

    • 125301 (Solaris SPARC および Solaris x86 ローカリゼーション)

    • 125302 (Linux ローカリゼーション)