Sun Java System Web Server 7.0 Update 5 リリースノート

7.0 Update 3 において解決済みの問題

以下の表では、Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 において解決された問題を一覧表示します。

問題 ID

説明

6387762 

wadm からシェル変数またはシステム変数にアクセスできない。

4793938 

ディレクトリインデックスの代わりに、ユーザーとパスワードの入力ダイアログが表示される。

デフォルトでは、ユーザーが認証されないかぎり、Web Server 7.0 はディレクトリインデックスを送信しません。あるディレクトリにアクセスしようとすると、ユーザー名とパスワードの入力を求められます。これは、Web Server 7.0 のデフォルトのアクセス制御リスト (ACL) が、認証済みユーザーだけにリストアクセス権を許可するためです。 

6426116 

管理コンソールの「バージョン」ボタンをクリックすると、「ファイルが見つかりません」という警告が管理エラーログに書き込まれる。

6446206 

グループ内のある単一ユーザーが削除されたときに、不正なメッセージ「グループは正常に保存されました」が表示される。

6431984 

Web Server の PID ファイルと UNIX ドメインソケットは、/tmp にではなく /var/run に格納されるべきである。

6475536 

管理サーバーのパスワードをリセットするための明確な手段が存在しない。

6489727 

[JESMF CONFORM] CP は停止時には、MfManagedElementServer_stop() を呼び出すべきである。

6493971 

サーバーインスタンスの再起動が応答しない場合に管理サーバーがタイムアウトしない。

restart-instance コマンドの実行時に、UNIX システム上の管理サーバーは、サーバーインスタンスが再起動されるまで待ちます。インスタンスが正常に再起動されない場合、管理サーバーは要求に応答しません。

6515745 

Web Server で SNMP マスターエージェントプロセスが起動に失敗する

6545779 

Windows で、system32 ディレクトリに古いバージョンの libnspr4.dll があると wdeploy コマンドが失敗する。

6606243 

Web Server インストーラが、管理自己署名付き証明書を IE 証明書タブにインポートする必要がある。

ブラウザを使用して管理コンソールにアクセスすると、信頼される認証局で証明書が発行されないことを示すポップアップ (IE6 および Mozilla/Firefox の場合) または警告ページ (IE7 の場合) が表示される場合があります。この原因は、管理サーバーが自己署名付き証明書を使用していることにあります。「管理 GUI ログイン」ページに移動するには、次の手順を実行します。  

  • Mozilla/Firefox の場合、ポップアップウィンドウの「OK」ボタンをクリックします。

  • Internet Explorer 6 の場合、ポップアップウィンドウの「はい」ボタンをクリックします。

  • Internet Explorer 7 の場合、ページの「このサイトの閲覧を続行する」リンクをクリックします。

前述の手順では、そのブラウザセッション用の証明書が一時的に許可されます。 

証明書を永続的に許可するには、次の手順を実行します。 

  • Firefox/Mozilla の場合:

    ポップアップウィンドウの「今後この証明書を受け入れる」ラジオボタンを選択して、「OK」をクリックします。

  • Internet Explorer 6.0 の場合:

    1. ポップアップウィンドウの「証明書の表示」ボタンをクリックします。

      別のポップアップウィンドウが表示されます。

    2. 「証明のパス」タブを選択して、admin-ca-cert を選択します。

    3. 「証明書の表示」ボタン、「証明書のインストール...」ボタンの順にクリックします。

      証明書インポートウィザードが起動されます。これを使用すると、信頼できるルート証明書データベースに管理 CA 証明書をインポートできます。

  • Internet Explorer 7 の場合:

    1. 警告ページの「このサイトの閲覧を続行する」リンクをクリックします。

      ログインページが表示されます。

    2. アドレスバーの横にある「証明書のエラー」リンクをクリックします。

      警告ウィンドウが表示されます。「証明書の表示」リンクをクリックします。

    3. 「Internet Explorer 6 の場合」の項で説明した手順 1 から 3 に従って、信頼できるルート証明書データベースに管理 CA 証明書をインポートします。

6606132 

「Sun Metaslot」ピンが設定されていない場合、自己署名付き証明書の作成に失敗する

6709477 

IE6 上で GUI 登録リマインダが正しく表示されない

IE6 の select 要素は、階層構造の動作に必要な z インデックスをサポートしません。したがって、ドロップダウン (config および vs) にオーバーラップする登録リマインダが 1 つの階層として存在していても、そのドロップダウンが可視状態のままになります。 

6639402 

最大ファイル記述子数が 1024 の場合、サーバーで設定された接続キューのサイズが小さすぎる (128)

Web Server では、さまざまなコンポーネント用にファイル記述子が予約されています。接続プールキューのサイズ、ファイルキャッシュの最大オープンファイル数、および最大キープアライブ接続数が設定されていない場合、その他のコンポーネント用にファイル記述子を予約したあとに、Web Server によって使用可能な記述子が 3 つの値の間で分割されます。最大ファイル記述子数のデフォルト値が小さいシステム (Solaris 8 や RHEL など) では、接続プールのサイズが小さい値に設定される場合があります。たとえば、RHEL の場合、最大ファイル記述子数のデフォルト値は 1024 です。接続キューのサイズが割り当てられていない場合、Web Server は 128 個の接続を接続キューに割り当てます。稼動が多いシステムでは、この値が小さすぎることがあります。接続のタイムアウトが開始した場合、ユーザーは最大ファイル記述子数をより高い値に設定する必要があります。 

6644322 

Fastcgistub のメモリーリークにより、Fastcgi サブシステムがハングアップする

6474037 

Ubuntu に Web Server をインストールする際の例外。

Linux Ubuntu の場合、/bin/domainname が含まれるパッケージはデフォルトで使用できません。Web Server を正常にインストールするには、これらのパッケージをインストールする必要があります。

パッケージをインストールするには、次のコマンドを入力します。 

sudo apt-get install nis

6414481 

compat-libstdc++ をインストールしないと Web Server をインストールできない。

6641672 

compat-libstdc++-33--3* (64 ビット) バージョンがあると、REDHAT ES4.0 Linux 64 ビットのインストールに失敗する

6472668 

Windows の場合、Web Server のインストールで -Xrs JVM オプションがデフォルトで使用される

回避方法: この修正の詳細については、『Sun Java System Web Server Administrator's Configuration File Reference Guide』を参照してください。

6559918 

CLI と管理サーバーにバージョンの互換性がない場合、エラーメッセージが不明瞭である。

Web Server 7.0 インストールを Web Server 7.0 Update 2 にアップグレードする際には、設定 CLI 全体、管理サーバー、およびすべての管理ノードも必ず Web Server 7.0 Update 2 にアップグレードしてください。これは、Web Server 7.0 管理インタフェースと Web Server 7.0 Update 2 管理インタフェースとの連携動作が正しく行われないからです。 

6595795 

管理コンソールで、移行したインスタンスに必要な機能が obj.conf ファイルに追加されない。

JVM が無効な Web Server 6.0 インスタンスを Web Server 7.0 に移行し、移行したインスタンスを管理コンソールを使用して JVM オプション付きで有効化した場合、そのプロセスでは次の必要な行が obj.conf ファイルに追加されません。

NameTrans fn="ntrans-j2ee" name="j2ee"
PathCheck fn="find-index-j2ee"
ObjectType fn="type-j2ee"
Error fn="error-j2ee"

6641844 

Windows の場合、パッチを使用して Java ES 5 リリースの一部である Web Server 7 から Web Server 7.0 Update 2 リリースにアップグレードしたあとに、サーバーの起動に失敗する。

6644314 

セキュリティーパッチ 121656-16 は、Java ES 5/U1 における Sun Java System Web Server 7.0 Update 2 Linux パッチに対する必須条件です。

ただし、このセキュリティーパッチでは循環依存関係が示されるため、いずれのパッチも適用できません。 

6640206 

既存のインストール内にサンプルアプリケーションが存在しない場合、U2 へのアップグレード時にアップグレードが失敗する。

Windows 以外 (Solaris、Linux、HP-UX) で、サンプルアプリケーションを使用せずに Web Server 7.0 または 7.0 Update 1 をインストールしており、Web Server 7.0 Update 2 にアップグレードする場合は、次のエラーメッセージが表示されます。  

アップグレード中に問題が発生しました。問題を解決するには、次の場所にあるインストールログを確認してください: <install-dir>/setup/Sun_Java_System_Web_Server_install.log


注 –

このエラーはアップグレードに影響しません。


6559735 

サンプルアプリケーションのマニュアルで、プロパティーファイルのクラスパスに jar ファイルを追加することを説明する必要がある。

install-dir/samples/java/webapps/security/jdbcrealm/docs/index.html の「Compiling and Assembling the Application」の節で、jdbcrealm.build.properties ファイルのクラスパスサフィックスに JDBC ドライバ jar ファイルを追加することを説明する必要があります。

6413058 

server.xml が、検索を変換して組み込むための全部のファイルパターンを格納しない。

スキーマは、このバージョンの Web Server に含まれる管理コンソールと検索管理ツールの両方が許可する全部のファイルパターンを格納しません。また、これは、以前のバージョンの Web Server からの移行を必要とする可能性のある全部のファイルパターンを表現する手段も持ちません。  

6632936 

Red Hat Linux Enterprise Linux 5 で、検索機能が正常に機能しない。

Red Hat Enterprise Linux マシンに compat-libstdc++ ライブラリがインストールされている場合、インストールされている rpm を削除し、compat-libstdc++-296-2.96-132.7.2.i386.rpm をダウンロードしてインストールする必要があります。

x86 32 ビットおよび 64 ビットの場合は、compat-libstdc++-296-2.96-132.7.2.i386.rpm をダウンロードしてインストールします。


注 –

信頼できない場所から rpm をダウンロードおよびインストールしないでください。セキュリティーの脆弱性を招く場合があります。


6611067 

ファイルシステム SELinux のセキュリティーが有効な場合、Red Hat Enterprise Linux インスタンスの開始に失敗する。

新しい Linux ディストリビューションには、SELinux プロジェクトから有効な新しいカーネルセキュリティーの拡張機能があります。これらの拡張機能を使用すると、システムセキュリティーをより詳細に制御できます。ただし、SELinux では共有ライブラリのロードなどのデフォルトシステムの動作の一部も変更されているため、他社のプログラムにとって問題となる可能性があります。Web Server 管理サーバーまたはインスタンスの開始時に、「Cannot restore segment prot after reloc: Permission denied」というメッセージを表示した場合は、システムで SELinux が有効であることを表します。 

6602075 

Web Server で Sun crypto 1000 を使用するには、Solaris 10 パッチ 125465-02 (SPARC) および 125466-02 (x86) が必要である。

6432870 

統計情報が有効化された要素が server.xml ファイル内で false に設定されたときに、サーブレットコンテナはその統計情報を収集する。

6567124 

Web Server 7.0 で実行している JSF Web アプリケーションを Web Server 7.0 Update 1 で実行すると中断する場合がある。

Web Server 7.0 Update 1 には JavaServer Faces 1.2 テクノロジが付属しています。すべての JavaServer Faces Web アプリケーションは、何の変更を加えなくても Web Server 7.0 Update 1 と連動するはずです。ただし、JavaServer Faces 1.2 には互換性にいくつかの既知の問題があり、それらの非互換性に対処するためにアプリケーションに変更を加えることが必要になる場合もあります。この非互換性については、次の JavaServer Faces リリースノートで説明されています。 https://javaserverfaces.dev.java.net/rlnotes/1.2_04/issues.html

Java ES 5 Portal Server ユーザーは、Java ES 5 Update 1 がリリースされるまで Web Server 7.0 Update 1 へのアップグレードを延期することをお勧めします。  

6549619 

Windows 2003 で、CLI からコマンドを実行すると、メッセージが正しくエンコードされない。

6630841 

FastCGI ハンドラの新規ロールが、常に「英語」名で作成される。

6632818 

CGI 設定ページにローカライズされていない文字列が表示される。

6628910 

ローカリゼーションロケールの CLI インストーラ「Enter your option」が英語である。

6484181 

Portal Server は、Web Server 7.0 64 ビットの起動時の JVM スタックサイズを 128K に設定するが、これは小さすぎる。

Web Server 7.0 がすでに 64 ビットモードで設定された状態で Portal Server のインストールを開始した場合、Portal Server の構成ではスタックサイズは 128K に設定されません。これに対し、Portal Server と Web Server がどちらもすでに 32 ビットモードでインストールおよび設定されている場合に 64 ビットモードに切り替えるには、「回避方法」の節で説明する一連の手順を手動で実行する必要があります。 

6487041 

Java ES Web Server インストールでは schemagen/xjc/wsgen/wsimport スクリプトが存在しない。

schemagen/xjc/wsgen/wsimport スクリプトがある場所は、Web Server の Java ES インストール版とスタンドアロンインストール版ではそれぞれ異なります。

6550622 

Java ES 5 ソフトウェアを Java ES 5 Update 1 にアップグレードするときに、Portal Server をアップグレードせずに Web Server のみをアップグレードした場合、Portal Server サンプルが JSF 例外で失敗する。

詳細は、「互換性の問題」 を参照してください。

6643821 

SMF コマンドを実行すると、startserv および stopserv スクリプトから Java ES 環境が削除される (Solaris 10 のみ)。

6549580 

Windows で実行中の Web Server にサービスに関する説明が含まれておらず、Java ES Update 1 パッチの適用後も説明が更新されない。

6641175 

POST を使って 2G バイトを超えるデータをサーバーにストリーミングすると、問題が発生する。request.getInputStream().read() が -1 を返す

6576542 

WS 7.0 に付属する、セッションレプリケーション機能を試すためのサンプルを使用できない

6600183 

本文を FastCGI Perl に送信後に Transfer-encoding ヘッダーが送信される。

6613414 

iWS7.0U1 - Page-encoding が大文字と小文字の区別 (たとえば utf-8 と UTF-8 の区別) をしない

6613865 

Cookie の符号化/復号化のサーブレットコンテナ実装が SJSWS6.1 以降から変更された

6641175 

POST を使って 2G バイトを超えるデータをサーバーにストリーミングすると、問題が発生する。request.getInputStream().read() が -1 を返す

6641231 

2M バイトを超えるファイルのアップロードが Java Web コンテナに制限される。

6658609 

web 7.0 u2 の JDBC リソース設定の待ち時間およびアイドルタイムアウトの最大値に -1 を指定できない

6660297 

RDB を再起動すると web70 の JDBC リソースプールが予期どおりに動作しない。

6671260 

標準エラー出力メッセージを FastCGI からエラーログにリダイレクトできない。

FastCGI から標準エラー出力に送信されるデータは、エラーログに記録されません。

6671957 

ファイル圧縮機能のマニュアルがない (SJSWS7.0)

6671992 

Web サーバーマニュアルで、フィルタの適用範囲と内容についてより具体的に記述する必要がある

6680376 

特定の htaccess 構成でサーバーがループに陥る

6681681 

/context-root (コンテキストのルート) と指定して Web アプリケーションの開始ファイルリストをアクセスすると、フィルタが 2 回適用される

開始ファイルを /context-root としてアクセスすると、現在のフィルタが 2 回適用されます。

6708333 

web 7.0 u2 patch 125437-13 は前提条件として nss patch 3.11.8 以降が必要であることをドキュメント化すべきである

6697002  

pull-config を実行すると、config/ ディレクトリ内のバイナリファイルが、トークン化が原因で文字化けする (SJSWS7.0u2)

6701520 

インストール中にユーザーが特定の umask 設定をしている場合、インスタンスが起動しない

6710993 

es、fr - OLH がスローされた例外を表示しない