次の表に、Web Server の管理における既知の問題の一覧を示します。
表 5 管理における既知の問題| バグ ID | 説明 | |||
|---|---|---|---|---|
| 6364924 | あるノードを複数の管理サーバーに登録すると、これにより設定の衝突が発生する可能性がある。 ある 1 つのノードを、最初の管理サーバーへの登録を取り消すことなしに 2 番目の管理サーバーにも登録できます。ただしこの場合、ノードはどちらの管理サーバーへもアクセスできなくなります。 回避方法: 登録のたびに管理ノードを再起動します。その管理ノードは、登録先として最後に使用した管理サーバーに対して使用可能になります。 | |||
| 6379125 | wadm コマンドが、ノードへの接続を許可し、証明書を表示したあと、「HTTP 400 Error」をスローする。 ある管理ノードが接続を受け取ると、その管理ノードはその接続が管理サーバーからのものであるかをチェックしないまま処理を続行します。これは、不適切なエラーメッセージを出力するだけでなく、さらにパスワードの入力をユーザーに求めます。 | |||
| 6327352 | セッションレプリケーションが有効なインスタンスが、クラスタ内のほかのインスタンスが起動されていない場合に正常に起動されない。 | |||
| 6393534 | migrate-jks-keycert コマンドを使って Java キーストア keycert を移行したあとで、list-certs コマンドを使って移行された jks keycert を一覧表示しようとすると、証明書のニックネームの代わりに CN、org などの情報が表示される。 | |||
| 6407486 | wadm set-ssl-prop コマンドを使った SSL プロパティーの設定時に、server-cert-nickname プロパティーが、サーバー証明書のニックネームだけではなく、すべての証明書のニックネームを受諾してしまう。 | |||
| 6443742 | 「ノード」オプションに修飾されたドメイン名を指定すると、set-session-replication-prop CLI コマンドが正しく動作しない。 回避方法 set-session-replication-prop コマンドで、有効なノード名として list-nodes コマンドの出力を使用します。 | |||
| 6468570 | wadm のプロンプトで「yes」を指定すると、CLI がクラッシュする。 | |||
| 6469676 | 管理証明書の期限が切れたあとで管理サーバーに接続しようとすると、不正なエラーメッセージが表示される。 | |||
| 6480600 | 管理サーバーのディスク容量が不足すると、register-node コマンドによって不正なエラーメッセージが表示される。 | |||
| 6495446 | デバイス上にディスク容量がない場合に、wadm によって不正なエラーメッセージ「管理サーバーと通信できません。」がスローされる。 | |||
| 6502800 | 「--all」オプションと「--instance」オプションを両方指定して migrate-server コマンドを実行しても、エラーにならない。 相互に排他的なオプションをユーザーが設定しようとしていることを示す、警告メッセージまたはエラーメッセージを表示すべきです。 | |||
| 6416328 | 管理コンソールの「インスタンスを起動」ボタンが、すでに実行中のインスタンスに対して有効になる。 ボタンの有効化/無効化は、インスタンスの状態に基づくべきです。 | |||
| 6418312 | wadm によって、重複したユーザープロパティーの定義が許可される。 重複したユーザープロパティーを追加してもエラーメッセージは表示されません。それにもかかわらず、新しいユーザープロパティーは作成されません。 | |||
| 6421740 | 管理コンソールまたは CLI を使って新しい アクセス制御リスト (ACL) ファイルを作成する機能がプロビジョニングされていない。 | |||
| 6423432 | Windows 上で既存の設定を使用して、登録済みノードを追加して削除する処理を繰り返すと、検証が失敗する。 | |||
| 6430417 | MIME タイプに複数バイト文字を含む MIME 値が許可される。 | |||
| 6442081 | 「アクセス制御リスト」ページ内のテキストがフォーマットされていない。 | |||
| 6442172 | あるユーザーを認証データベースから削除しても、ACE の「選択可能」リストと「選択」リストとの間でそのユーザーを切り替えることができる。 | |||
| 6446162 | キーまたは digestfile 認証データベースを削除する前に警告が発行されない。 | |||
| 6448421 | 管理インタフェースによって、複数バイトのユーザー ID を持つ新しいユーザーがキーファイル認証データベース内に作成できてしまう。 | |||
| 6455827 | 管理コンソールの「ユーザー」および「グループ」テーブルで結果の全体が単一ページ内に表示される。 | |||
| 6461101 | 管理コンソールの「自己署名付き証明書を作成」ページの「証明書を要求」と「インストール」ボタンのラベルを改訂する必要がある。 | |||
| 6462057 | 「選択可能」リストに項目が存在していない場合でも、新しい ACE ウィンドウの「追加」ボタンと「削除」ボタンが有効になる。 | |||
| 6464891 | 管理コンソールでのサーバーログの表示が 50 行または 2 ページに切り詰められる。 | |||
| 6465382 | 証明書要求ウィザード内の間違った国番号のエントリをチェックするための検証機能が存在しない。 | |||
| 6465421 | 管理コンソールで、仮想サーバー、認証データベース、dav コレクション、イベントの各フィールドに対するテキストフィールドの説明が提供されていない。 | |||
| 6466336 | 新しい設定を作成するときに、管理コンソールに間違った JDK バージョンが表示される。 管理コンソールに表示される JDK バージョンは、5.0 u7 ではなく 5.0 u6 です。 | |||
| 6471171 | 「ノード」->「管理サーバー」->「一般」タブから管理サーバーを再起動すると、スタイルフォーマットが失われる。 | |||
| 6471367 | 同じブラウザの別のタブ内の管理コンソールにアクセスしようとしても、うまくいかない。 | |||
| 6471792 | 「ログを表示」で結果が単一ページに表示される。 レコードサイズに選択される検索条件は 25 ログエントリですが、50 を超えるログエントリが存在する場合でも、ログは結果を単一ページ内に表示します。 | |||
| 6472932 | トークンパスワードをいったん削除してから「共通操作」 ->「構成を選択」->「構成を編集」->「証明書」->「PKCS11 トークン」ページでリセットすると、トークン不一致エラーが表示される。 | |||
| 6486037 | 「仮想サーバー管理」->「コンテンツ処理」->「ドキュメントディレクトリ」->「追加」に、追加ドキュメントディレクトリのパスを選択するための参照オプションを用意すべきである。 | |||
| 6492906 | 管理コンソールに表示される WebDAV コレクションロックに関するメッセージが、誤解を招く恐れがある。 WebDAV コレクションのタイムアウト値として infinite を指定した場合、「共通操作」->「構成を選択」->「仮想サーバーの選択」->「仮想サーバーを編集」->「WebDAV」-> コレクションを選択すると、ページに、メッセージ DOES NOT EXPIRE が表示されます。これが実際に意味するところは、特定の時間が経過してもロックの有効期限が自動的に切れることはない、つまりタイムアウトが無限である、ということです。 | |||
| 6498484 | 「パスワードの設定」ボタンを使って空のトークンパスワードを設定すると、不正なエラーメッセージが表示される。 | |||
| 6500157 | トークンパスワードを編集し、すでに実行中のインスタンス上に設定を配備しようとすると、そのインスタンスの再起動が失敗する。 | |||
| 6502287 | 構成を削除してから「移行」ボタンをクリックすると、管理コンソールに例外が表示される。 | |||
| 6502374 | 管理コンソールの各ウィザードの「確認」画面には、値を持つフィールドだけが表示されるべきある。 | |||
| 6502793 | 移行中に、log-dir パスのアクセス権の検証が行われない。 | |||
| 6266358 | 管理パスワードに拡張 ASCII 文字が含まれていると、管理 CLI 経由でログインできない。 | |||
| 6361329 | エラー応答ファイルの名前を検証すべきである。 | |||
| 6367282 | 期限切れの証明書で管理サーバーが起動してしまう。wadm は期限の切れた証明書について警告すべきである。 | |||
| 6375505 | unregister-node コマンドは、管理ノード上の証明書のクリーンアップも行うべきである。 | |||
| 6408169 | WebDAV ロック CLI がクラスタ環境で機能しない。 | |||
| 6408186 | 同じ管理サーバーに登録されてい同一のノード上に管理ノードを複数インストールすることは、許可すべきではない。 | |||
| 6416369 | 管理ノードの URL にアクセスすると、Page Not Found エラーが発生する。 管理ノードは GUI を持たないため、管理ノードの URL にアクセスすると Page Not Found エラーになります。 | |||
| 6422936 | Java の「JVM パス設定」で、クラスパスのプレフィックスとサフィックス、およびネイティブライブラリパスが検証されない。 | |||
| 6423310 | server.xml の要素を機能に基づいてグループ化すべきである。 | |||
| 6441773 | Windows では、Web アプリケーションを停止する前に、管理サーバーが Web アプリケーションのファイルを物理的に移動する。 | |||
| 6462515 | config ディレクトリ内に実行時ファイルが作成された際に管理コンソールに表示される「インスタンス設定が変更されています」というメッセージは、ユーザーの誤解を招く恐れがある。 | |||
| 6462579 | ある管理ノードを管理サーバーから登録解除したあとでその管理ノードをアンインストールしても、トラストストアが削除されない。 | |||
| 6468330 | JavaHome プロパティーに加えた変更は、インスタンスの再起動後には保存されない。 | |||
| 6491749 | obj.conf ファイルの破壊を防ぐために、特定のテキストフィールドでより本格的な検証を行う必要がある。 フォーム内のデータの機能的検証のほとんどは、バックエンドで行われます。GUI では、空フィールド、整数値、ASCII 値など、最小限のチェックのみを行います。したがって、解析時に破壊されるようなデータが、GUI によって obj.conf 内に格納されます。 | |||
| 6497213 | restart-admin コマンドに続けて stop-admin コマンドを実行すると、管理エラーログに例外がスローされる。 | |||
| 6587832 | Windows で、管理コンソールが断続的に起動しなくなる。 回避方法: 
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| 6746045 | config が変更されると、ドキュメントディレクトリ内のファイルの所有権が変更される。 ユーザーがディレクトリを作成し、いくつかのファイルを追加してドキュメントディレクトリ内に配備する場合、このディレクトリ内のすべてのファイルの所有権が Web Server をインストールした所有者に変更されます。 回避方法: ユーザーディレクトリをドキュメントディレクトリ内に作成すべきではありません。 | |||
| 6750708 | Web Server 7.0 管理 CLI でマルチバイト文字の入力が受け付けられない。 管理 CLI は、マルチバイトまたは ASCII 以外の文字を含む文字列を受け付けません。たとえば、コマンドとともに ASCII 以外の文字 (Felhasználók) を含む値を入力すると、入力値は次のように文字化けします。 
 回避方法: ベース DN 値の入力時に server.xml ファイルを手動で変更する際、マルチバイト文字の代わりに URL エンコードシーケンスを入力してください。たとえば、「Felhasználók」の代わりに「Felhaszn%C3%A1l%C3%B3k」と入力します。 | |||
| 6722375 | 管理サーバーにより、パッチ 125437-14 と 125438-14 が代替ルートに準拠していない場合、管理サーバーにより postpatch スクリプトに関してエラーがスローされる。 回避方法: 
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| 6784450 | Mozilla Firefox 3.0 を使用して管理サーバーにログインできない。 回避方法: 
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| 6820164 | OpenSolaris 2008.11 の Bug 4788 が Web Server に深刻な影響を及ぼす。 OpenSolaris 2008.11 への Web Server の配備中に Web Server の証明書が影響を受け、次の警告が表示されます。 
 時刻に関する OpenSolaris の Bug 4788 が、この問題の原因となっています。その詳細については、Bug 4788 を参照してください。 回避方法: OpenSolaris 2008.11 の配備後にサーバーを再起動し、サーバーの時刻を修正します。 | |||
| 6842383 | Red Hat Enterprise Linux の FastCGI suid 環境 Red Hat Enterprise Linux 上で FastCGI suid 環境を動作させるには、次の手順を実行します。 
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