Web Server 7.0 Update 8 には、セキュリティーの脆弱性に関する次の修正が含まれています。
Bug 6916389 では、Sun Java System Web Server の WebDAV 拡張機能に存在するバッファーオーバーフローの脆弱性について説明します。これらの問題により、リモートクライアントが Web Server のクラッシュを発生させ、サービス拒否 (DoS) の状況を作り出すことができる可能性があります。また、これらの問題により、リモートの無許可ユーザーが昇格した特権を獲得し、機密情報を含むファイルにアクセスして変更を加えることができる可能性があります。
Bug 6916390 では、Sun Java System Web Server の WebDAV 拡張機能に存在する形式文字列の脆弱性について説明します。これらの問題により、リモートクライアントが Web Server のクラッシュを発生させ、サービス拒否 (DoS) の状況を作り出すことができる可能性があります。また、これらの問題により、リモートの無許可ユーザーが昇格した特権を獲得し、機密情報を含むファイルにアクセスして変更を加えることができる可能性があります。
Bug 6916391 では、Sun Java System Web Server のダイジェスト認証方法で起きるバッファーオーバーフローの問題について説明します。この問題により、リモートの無許可ユーザーが Web サーバーをクラッシュさせ、サービス拒否 (DoS) の状況を作り出すことができる可能性があります。これらの問題が原因となって、昇格した特権で任意のコードが実行されてしまう可能性もあります。
Bug 6916392 では、Sun Java System Web Server の HTTP TRACE 機能で起きるヒープオーバーフローの問題について説明します。この問題により、リモートの無許可ユーザーが Web サーバーをクラッシュさせ、サービス拒否 (DoS) の状況を作り出すことができる可能性があります。これらの問題が悪用され、機密情報への無許可アクセスを許してしまう可能性もあります。