適用可能な最新のパッチでオペレーティングシステムを更新します。次の各節では必須パッチを一覧表示します。
Solaris 9 または 10 オペレーティングシステムの x86 ユーザーまたは SPARC ユーザーは、最新のパッチクラスタをインストールするようにしてください。このパッチクラスタは、http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patchpage Web サイトの「推奨 & セキュリティパッチ」で利用可能になっています。
32 ビット Solaris (SPARC) プラットフォームの場合、次の節で列挙されているパッチに加えて、SUNWlibC パッケージと SUNWlibCx パッケージをインストールしてください。
Web Server 7.0 インストーラは、必須パッチがマシンにインストールされているか判定します。それらのパッチがなかった場合、インストールは失敗します。サポートされたプラットフォーム上に Web Server 7.0 を正常にインストールして、正しく機能させるには、次の各パッチが必要です。
http://sunsolve.sun.com で入手可能なパッチが「古くなっている」場合、最新版には最新のバグ修正と製品の機能拡張が含まれているので、それらのパッチの最新版をダウンロードします。
マシンにインストールされている Solaris オペレーティングシステムのバージョンを確認するには、/etc/release ファイルを参照します。
/etc/release ファイルには、Solaris オペレーティングシステムのバージョン情報が次の形式で含まれています。
Solaris 10 6/06 s10x_u2wos_08 X86 Copyright 2006 Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved. Use is subject to license terms. Assembled 02 May 2006 |
Solaris 9 9/05
112970-12
111711-26 — C++ 用の共有ライブラリパッチ (32 ビット版の Web Server 向け)
111712-26 — C++ 用の共有ライブラリパッチ (64 ビット版の Web Server 向け)
112963–34
111722–05
112233–12
Solaris 9 9/05
114354-11
117172-17 — カーネルパッチ
111713-23 — C++ 用の共有ライブラリパッチ
113986–28
111728–04
117172–17
64 ビット版の Web Server の場合、# pkginfo SUNWlxml コマンドを実行して、SUNWlxml パッケージがインストールされているかどうかをチェックする必要があります。このコマンドを実行すると、次のような出力が生成されます。
system SUNWlxml The XML library |
このパッケージは、最低レベルのインストール METACLUSTER=SUNWCmreq, NAME=Minimal Core System Support を選択した場合でも、常に Solaris 10 の標準インストールでインストールされます。
このパッケージが不要な場合は、pkgrm コマンドを使用してパッケージを削除するか、このパッケージが含まれない JumpStart イメージを使用してください。
SPARC
119963-20 — C++ 用の共有ライブラリパッチ
x86
119964-20 — C++ 用の共有ライブラリパッチ
互換性のない一部のパッチは、Web Server の起動に影響を与え、サーバーが要求に応答しない結果を招く恐れがあります。次の表に、そのようなパッチの一覧を示します。互換性のないパッチがマシンにインストールされている場合は、そのパッチを互換性のある推奨パッチに更新します。
表 1 互換性のないパッチのリスト
オペレーティングシステム |
互換性のないパッチ |
互換性のある推奨パッチ |
---|---|---|
Solaris 9 SPARC |
112963-22 (リンカーパッチ) 112963-23 (リンカーパッチ) 112963-24 (リンカーパッチ) |
112963-25 (リンカーパッチ) |
Solaris 9 x86 |
113986-18 (リンカーパッチ) 113986-19 (リンカーパッチ) 113986-20 (リンカーパッチ) |
113986-21 (リンカーパッチ) |
5300-08-01-0819 以上
6100-00-04-0815 以上