Version 6 2005Q4
このリリースノートには、Sun JavaTM System Calendar Server 6 2005Q4 のリリース時点で判明している重要な情報が含まれています。このリリースノートは、次の節で構成されています。
このバージョンの Calendar Server 用のパッチを、Sun Solve で入手できます。詳細は、「重要なパッチ情報」 を参照してください。
Calendar Server をインストールおよび設定する前に、このリリースノートをお読みください。
Calendar Server は、企業やサービスプロバイダのカレンダおよびスケジュールの管理を集中化するためのスケーラブルな Web ベースのソリューションです。Calendar Server は、予定と仕事の両方に対応するユーザーカレンダ、および会議室や備品などのリソース用のカレンダをサポートしています。新機能の一覧については、次の節 「このリリースの新機能」 を参照してください。
Calendar Server は、グラフィカルユーザーインタフェースである Communications Express を提供します。また、Calendar Server を使用すると、顧客は Web カレンダアクセスプロトコル (WCAP) を使用してカレンダデータに直接アクセスする際に、text/calendar 形式または text/xml 形式を柔軟に選択できます。
非推奨のグラフィカルユーザーインタフェースである Calendar Express は、下位互換性を維持するためにのみサポートされているもので、開発は停止しています。
日付 |
変更の説明 |
---|---|
2005 年 6 月 29 日 |
ベータリリースノート |
2005 年 10 月 5 日 |
Calendar Server 6 2005Q4 の一般リリース |
Calendar Server 6 2005Q4 での変更内容および新機能は、次のとおりです。
Delegated Administrator コンソール (グラフィカルユーザーインタフェース) が、Calendar Server に対応するようになりました。
次の WCAP パラメータが追加されました。
smtpNotify- このパラメータが storeevents および削除コマンドdeletecomponents_by_range、deleteevents_by_id、deleteevents_by_range に追加されました。
このパラメータは、システムに対し、予定の変更をその出席者に通知するかどうかを指示します。たとえば、予定の説明を変更しても、すべての出席者に新たな通知を送信する必要はない場合があります (値を 0 に設定)。ただし、会議の時間が変更された場合には、通常、出席者への通知が必要になります (値を 1 に設定)。
以前のユーザーインタフェースである Calendar Express は、非推奨になりました。この製品の将来のリリースでは、このインタフェースは表示されません。
このため、Calendar Express に言及している『管理ガイド』および『開発者ガイド』内の情報は、削除されました。現在 Calendar Express を使用している場合は、Communications Express への切り替えを早急に計画する必要があります。Calendar Express に関する情報は、http://docs.sun.com にある以前のバージョンの Calendar Server のマニュアル内で参照できます。
cs5migrate の変更 - これまで、以前のバージョンの Calendar Server から Version 5 への移行に使用する cs5migrate ユーティリティーは、定期的な予定や作業の存在するデータベース用と、定期的なデータの存在しないデータベース用の 2 つがダウンロード可能でした。これら 2 つが統合されて、定期的なデータ用のオプションを指定可能な cs5migrate が 1 つだけ存在するようになりました。
ここでは、このリリースの Calendar Server で必須または推奨されるハードウェアおよびソフトウェアについて説明します。
フロントエンドマシンおよびバックエンドマシンに機能を分割する Calendar Server インストールの場合、それぞれのエンドのハードウェアプラットフォームとオペレーティングシステムが同じである必要があります。
つまり、ビッグエンディアンとリトルエンディアンでは互換性がないため、フロントエンドマシンとバックエンドマシンから構成される Calendar Server 配備内では x86 プラットフォームマシンと SPARC プラットフォームマシンの両方を使用することはできません。
また、フロントエンドマシンとバックエンドマシンでの Solaris x86 オペレーティングシステムと Linux オペレーティングシステムの混在はテストされていないので、現在サポートされていません。
標準インストールの場合、約 500M バイトのディスク容量。本稼働システムの場合、最低 1G バイト。
128M バイトの RAM。本稼働システムの場合、最適なパフォーマンスを得るには 256M バイト〜 1G バイトが必要。
高速アクセス用の RAID ストレージ (大規模なデータベースでは使用が推奨される)。
SolarisTM 10 オペレーティングシステム ( SPARC® プラットフォーム版、x86 プラットフォーム版)
Solaris 9 (5.9) オペレーティングシステム (SPARC プラットフォーム版、x86 プラットフォーム版)
Solaris 8 (5.8) オペレーティングシステム (SPARC プラットフォーム版)
Red Hat Enterprise Linux AS 2.1 u2、AS 3.0
第 5 章「Sun Java System Communications Express 6 2005Q4 リリースノート」にある、「サポートされているブラウザ」を参照してください。
プラットフォーム |
パッチ番号 |
---|---|
Solaris、SPARC |
116577 |
x86 |
116578 |
Linux |
116851 |
Sun Java System Calendar Server の必須パッチの最新リストを入手するには、次のサイトにアクセスします。
「パッチ」または「パッチ・サポート・ポータル」を選択します。
Sun Java System Calendar Server のリンクに従って進みます。
オペレーティングシステムのパッチ要件が変わり、Java Enterprise System コンポーネントのパッチが利用できるようになると、SunSolve から、最初は推奨するパッチクラスタの形で更新機能が提供されます。
ここでは、Calendar Server 6 2005Q4 をインストールする前に知っておくべき情報について説明します。次の節が含まれます。
Calendar Server では、NFS (Network File System) でマウントされたパーティションはサポートされていません。Calendar Server のいかなる部分も (実行可能ファイル、データベースファイル、設定ファイル、データファイル、一時ファイル、ログファイルを含む)、NFS でマウントされたパーティションにインストールしたり作成したりしないでください。
フロントエンドマシンおよびバックエンドマシンに機能を分割する Calendar Server インストールの場合、それぞれのエンドのハードウェアプラットフォームが同じである必要があります。
つまり、ビッグエンディアンとリトルエンディアンでは互換性がないため、フロントエンドマシンとバックエンドマシンから構成される Calendar Server 配備内では x86 プラットフォームマシンと SPARC プラットフォームマシンの両方を使用することはできません。
また、フロントエンドマシンとバックエンドマシンでの Solaris x86 オペレーティングシステムと Linux オペレーティングシステムの混在はテストされていないので、現在サポートされていません。
Java Enterprise System は、Linux プラットフォームで動作します。ユーザーが使用する上での主要な相違点は、製品ディレクトリがインストールされるパス名が異なることです。Linux プラットフォームと Solaris プラットフォームでは、インストール先ディレクトリが異なります。
次の表に、Solaris および Linux のデフォルトのインストールディレクトリパスを示します。
Solaris のデフォルトディレクトリ |
Linux のデフォルトディレクトリ |
---|---|
/opt/SUNWics5/cal/ (cal_svr_base) |
/opt/sun/calendar (cal_svr_base) |
/etc/opt/SUNWics5/config |
/etc/opt/sun/calendar/config |
/var/opt/SUNWics5/ |
/var/opt/sun/calendar |
マニュアルでは、Calendar Server のデフォルトのインストールディレクトリは、cal_svr_base として参照されています。
Calendar Server をインストールする前に、必須のオペレーティングシステムパッチを適用する必要があります。必須パッチのリストについては、システムのリリースノートである『 Sun Java Enterprise System 2005Q4 リリースノート』を参照してください。
Solaris システムで Sun Java Enterprise System インストーラまたは Calendar Server 6 2005Q4 設定プログラムを実行するには、スーパーユーザー ( root) としてログインするか、スーパーユーザーになります。
Sun Java Enterprise System インストーラを使用して Calendar Server 6 2005Q4 をインストールします。Java Enterprise System インストーラは、Calendar Server 6 2005Q4 およびさまざまな製品で使用される共有コンポーネントを含む Sun コンポーネントの製品パッケージをインストールします。
次のリストに、さまざまな Calendar Server 関連のコンポーネントの Linux パッケージ名を示します。
コンポーネント |
パッケージ名 |
---|---|
Calendar Server |
sun_calendar-core sun-calendar-api |
ローカライズされたパッケージ: |
|
スペイン語 |
sun-calendar-core-es |
韓国語 |
sun-calendar-core-ko |
フランス語 |
sun-calendar-core-fr |
簡体字中国語 |
sun-calendar-core-zh_CN |
ドイツ語 |
sun-calendar-core-de |
日本語 |
sun-calendar-core-ja |
繁体字中国語 |
sun-calendar-core-zh_TW |
Calendar Server のアップグレードに、Sun Java Enterprise System インストールを使用しないでください。patchadd プロセスを使用する必要があります。Calendar Server の以前のリリースからアップグレードする方法については、『 Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードと移行』を参照してください。また、『 Sun Java Enterprise System 2005Q4 リリースノート』も参照してください。
Berkeley DB Version 3.2.9 を使用する Calendar Server 6 がインストール済みの場合、最新の Version 4.2 への変換が自動的に実行されます。ほかのデータベース移行プログラムを実行する必要はありません。
erkeley DB Version 2.6 を使用する Calendar Server 5 がインストール済みの場合は、cs5migrate を使用してカレンダデータベースを Version 4.2 にアップグレードする必要があります。このユーティリティーは、テクニカルサポートに請求することで入手できます。
Calendar Server 2 がインストール済みの場合、最新のリリースに移行するためにはまず Calendar Server 5 にアップグレードする必要があります。
cs5migrate ユーティリティーでは、次の作業を実行できます。
Calendar Server 5.x データから Calendar Server 6 への移行
カレンダデータベースの Berkeley DB Version 2.6 から Version 4.2 へのアップグレード
csmigrate.log という名前のログへの移行ステータスの書き込み
csmigrateerror.log という名前のログへのエラーの書き込み
また、cs5migrate で -r オプションを指定すると、すべての定期的な予定と作業用のマスターおよび例外レコードが作成されます。将来、これらのレコードは Calendar Server により自動的に生成されます。データベースを移行する必要があるが、Connector for Microsoft Outlook を使用する予定がない場合は、-r オプションを指定して cs5migrate を実行する必要はありません。
このユーティリティーのダウンロード場所およびマニュアルについては、テクニカルサポートにお問い合わせください。
使用しているサイトに、限定仮想ドメインモードに設定されている Calendar Server の以前のバージョンがあるか、または Calendar Server の複数のインスタンスが同一マシンにあるときは、移行要件に関してご購入先の顧客サービス担当者に確認し、それらの要件をサポートする特定の移行ユーティリティー手元にあることを確認してください。
また、最初にフルバックアップを取らずにデータベースを移行することは絶対にしないでください。
Calendar Server 6 2005Q4 をインストールまたはアップグレードした後で、Calendar Server を使用する前に、次の方法で設定を行う必要があります。
Directory Server セットアップスクリプト (comm_dssetup.pl) を実行して、Sun Java System Directory Server for Calendar Server スキーマを設定します。
Calendar Server 設定プログラム (csconfigurator.sh ) を実行して、使用しているサイトの特定の要件を設定します。
詳細は、『 Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド』を参照してください。
次の表に、Solaris および Linux の各プラットフォームのマニュアルで言及されているさまざまなファイルおよびプログラムの場所を示します。
ファイル名 |
Solaris の場所 |
Linux の場所 |
---|---|---|
管理者用ユーティリティー: start-cal、stop-cal、 csattribute、csbackup、cscal、 cscomponents、csdb、csdomain、 csexport、csimport、csmonitor、 csplugin、cspurge、csrename、 csresource、csrestore、csschedule、 csstats、cstool、csuser |
/opt/SUNWics5/cal/sbin |
/opt/sun/calendar/sbin |
移行ユーティリティー: csmig、csvdmig |
/opt/SUNWics5/cal/sbin |
/opt/sun/calendar/sbin |
スクリプト: icsasm、legbackup.sh、 legrestore.sh、private2public.pl |
/opt/SUNWics5/cal/sbin |
/opt/sun/calendar/sbin |
設定ファイル: ics.conf、version.conf、 counter.conf、sslpassword.conf |
インストール後のファイルの場所: /opt/SUNWics5/cal/ config-template 設定中は、前述のディレクトリに含まれるさまざまなファイルが、選択した設定オプションで指定された場所に移動されます。 |
インストール後のファイルの場所: /opt/sun/calendar/ config-template 設定中は、前述のディレクトリに含まれるさまざまなファイルが、選択した設定オプションで指定された場所に移動されます。 |
LDAP サーバー更新ファイル: 60iplanet-calendar.ldif、 ics50-schema.conf、um50-common-schema.conf |
インストール後のファイルの場所: /opt/SUNWics5/cal/ config/schema/ comm_dssetup.pl により、これらのファイルが Directory Server に書き込まれます。 |
インストール後のファイルの場所: /opt/sun/calendar/config/ schema/comm_dssetup.pl により、これらのファイルが Directory Server に書き込まれます。 |
スキーマ LDIF ファイル: 20subscriber.ldif、50ns-value.ldif、50ns-delegated-admin.ldif、55ims-ical.ldif、50ns-mail.ldif、56ims-schema.ldif、50ns-mlm.ldif、60iplanet-calendar.ldif、50ns-msg.ldif |
インストール後のファイルの場所: /etc/opt/SUNWics5/ config/schema comm_dssetup.pl により、これらのファイルが Directory Server に書き込まれます。 |
インストール後のファイルの場所: /etc/opt/sun/calendar/ config/schema comm_dssetup.pl により、これらのファイルが Directory Server に書き込まれます。 |
Mail 形式 (*.fmt) ファイル |
インストール後のファイルの場所: /opt/SUNWics5/cal/ config-template 設定後のファイルの場所: /etc/opt/SUNWics5/ config/ language language は en、de、es、fr、ja、ko、zh-TW、または zh-CN です。 |
インストール後のファイルの場所: /opt/sun/calendar/ config-template 設定後のファイルの場所: /etc/opt/sun/calendar/config/ language language は en、de、es、fr、ja、ko、zh-TW、または zh-CN です。 |
ライブラリ (.so) ファイル SSL ユーティリティー: certutil、modutil |
/opt/SUNWics5/cal/lib |
/opt/sun/calendar/lib |
セッションデータベース |
/opt/SUNWics5/cal/lib/ http |
/opt/sun/calendar/lib/http |
カウンタ統計情報ファイル: counter、counter.dbstat |
/opt/SUNWics5/cal/lib/ counter |
/opt/sun/calendar/lib/ counter |
timezones.ics ファイル |
/opt/SUNWics5/cal/data |
/opt/sun/calendar/data |
特に LDAP ディレクトリのカレンダ検索を使用している場合、LDAP Directory Server のパフォーマンスを向上させるには、次の点を考慮してください。
Calendar Server が LDAP Directory Server アクセスするときのパフォーマンスを向上させるには、LDAP 設定ファイルの各種属性にインデックスを追加します。
設定プログラム comm_dssetup.pl は、オプションでインデックス作成を行います。
インデックス作成によってパフォーマンスがどれだけ変わったかを調べるには、次のテストを実行します。
インデックス作成を実行する前に、次の LDAP コマンドの実行に要する時間を計測します。
ldapsearch -b "base" "(&(icscalendarowned=* user*)(objectclass=icsCalendarUser))" |
ここで、base は、Calendar Server のユーザーとリソースのデータが格納されている Directory Server の LDAP ベース DN です。 user は、一般ユーザーが Calendar Express の「登録」> 「カレンダ検索」ダイアログで入力できる値です。
icsCalendarOwned のインデックス作成を実行します。
再度 LDAP コマンドを実行して、時間を計測します。
ldapsearch -b "base" "(&(icscalendarowned=*user*)(objectclass=icsCalendarUser))" |
ここで、base は、Calendar Server のユーザーとリソースのデータが格納されている Directory Server の LDAP ベース DN です。 user は、一般ユーザーが Calendar Express の「登録」> 「カレンダ検索」ダイアログで入力できる値です。
時間を比較します。2 つの時間に測定可能な差異が存在するはずです。
ルックスルー制限 (nsslapd-lookthroughlimit) パラメータとサイズ制限 (nsslapd-sizelimit) パラメータが適切な値に設定されているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
ldapsearch -b "base" "(&(icscalendarowned=* user ID*) (objectclass=icsCalendarUser))"
ここで、base は Calendar Server のユーザーとリソースのデータが格納されている Directory Server の LDAP ベース DN です。 user ID は、一般ユーザーが Communications Express のカレンダ検索ダイアログで入力可能な値です。
LDAP サーバーがエラーを返す場合は、nsslapd-sizelimit または nsslapd-lookthroughlimit パラメータの大きさが十分でない可能性があります。次のガイドラインに従って、これらのパラメータを設定してください。
slapd.conf ファイルまたは同等のファイルの nsslapd-sizelimit パラメータの値は、必要な結果をすべて返すのに十分な大きさにする必要があります。大きさが十分でない場合、切り捨てが実行され、結果が表示されないことがあります。
slapd.ldbm.conf ファイルまたは同等のファイルの nsslapd-lookthroughlimit パラメータの値は、LDAP ディレクトリ内のすべてのユーザーとリソースの検索を完了するのに十分な大きさにする必要があります。可能な場合は、 nsslapd-lookthroughlimit を -1 に設定します。そうすると、検索に制限がなくなります。
Communications Express のスキーマ 1 には 2 つの問題点があります。
Communications Express 設定プログラムの実行前に Communications Express を Sun LDAP スキーマ 1 と共に使用する場合は、ldapmodify を使用して DC ルートノードを LDAP に追加する必要があります。エントリは次のようになります。
dn: o=internet objectClass: organization o: internet description: Root level node in the Domain Component (DC) tree
スキーマ 1 のユーザーのプロビジョニングに使用するカレンダユーティリティーの csuser は、Calendar Express 用に設計されており、Communications Express に必要なアドレス帳サービスのユーザーをサポートしていません。
Calendar Server 用のユーザー、グループ、 ドメインのプロビジョニングツールには、Delegated Administrator ユーティリティーと Calendar Server ユーティリティーの 2 つがあります。Delegated Administrator には、グラフィカルユーザーインタフェースである Console と、コマンド行インタフェースである Utility の 2 つのインタフェースがあります。Delegated Administrator の詳細は、『 Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Delegated 管理ガイド』を参照してください。Console の使用方法については、Delegated Administrator Console オンラインヘルプを参照してください。
Calendar Server ユーティリティーの詳細については、『 Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド』を参照してください。
ユーザーのプロビジョニングを Access Manager Console から行わないでください。ユーザーを作成してカレンダサービスを割り当てることは可能ですが、この方法を使用すると、配備に予期しない悪影響が及ぶ可能性があります。
Calender Server 6 2005Q4 には、次のマニュアルがあります。Part No. は括弧で囲まれています。
『Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 Administration Guide』 (819-3568)
『Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 Developer’s Guide』 (819-2434)
『Sun Java System Communications Express 6 2005Q4 管理ガイド』 (819-3544)
『Sun Java System Communications Express 6 2005Q4 Customization Guide』 (819-2662)
『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Delegated Administrator 管理ガイド』 (819-4103)
『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Schema Reference』 (819-2657)
『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Schema Migration Guide』 (819-2656)
『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Event Notification Service Guide』 (819-2655)
Communications Express のオンラインヘルプは、Communications Express に付属しています。
Delegated Administrator コンソールのオンラインヘルプは、Delegated Administrator コンソールに付属しています。
Calendar Server 6 2005Q4 のマニュアルは、次の Web サイトから入手できます。
http://docs.sun.com/coll/1370.1?l=ja
『Sun Java Enterprise System Technical Note: Sun Java System Calendar Frequently Asked Questions』 (819–2631) この FAQ 文書は、このリリースで更新されていません。
次の表に、Calendar Server 6 2005Q4 と以前のバージョン間に存在する既知の非互換性の問題を示します。
非互換性 |
影響 |
コメント |
---|---|---|
Access Manager が旧バージョンとレルムの 2 つのインストールタイプを持つようになりました。 |
インストール時に、次のパネルで、インストールタイプとして「旧バージョン」を選択する必要があります。 Access Manager: Administration (1 of 6) |
不正な Access Manager がインストールされている場合、Delegated Administrator を実行できません。 |
/opt/SUNWics5 内にある Directory Preparation Tool (comm_dssetup.pl) は動作しません。 |
comm_dssetup.pl は、 /opt/SUNcomds (Solaris) および /opt/sun/comms/dssetup (Linux) にインストールされた独自パッケージ内に存在するようになりました。 |
このパッケージをインストールするには、該当するインストーラパネルで Directory Preparation Tool を選択する必要があります。 |
Delegated Administrator 用の設定プログラムが変更されました。 |
Delegated Administrator をインストールして、設定プログラムを実行します。最新のプログラムは、次の場所にあります。Solaris の場合、/opt/SUNWcomm/sbin/config-commda Linux の場合、/opt/sun/comms/config-commda |
このバージョンの Calendar Server をインストールする際に、新しい Delegated Administrator にアップグレードします。 |
このリリースの Communications Express は、Calendar Server の 2004Q2 バージョンと互換性がありません。 |
Communications Express をアップグレードする場合は、Calendar Server もアップグレードする必要があります。 |
これは、Messaging Server にも適用されます。 |
次のリストに、Calendar Server 2005Q1 で報告され、このリリースで修正された問題を示します。
問題:Calendar Server ユーティリティー cscal では、コマンドで所有者をいくつ指定したとしても、一度に所有者を 3 人以上追加できません。
定期的な予定用の ITIP メッセージが不正です。
csdb rebuild により、指定したターゲットディレクトリの末尾にデフォルトディレクトリが追加されます。
search_calprops.wcap が正しい結果を返すために、LDAP 検索フィルタを向上させる必要があります。
csclean -g オプションの使用法が不正です。
Calendar Server パッケージで、最上位レベルディレクトリのグループ ID に疑問符が使用されます。
Calendar Server パッケージで、割り当てられた所有者の代わりにパラメータ属性が使用されます。
Linux: Calendar Server のファイルが、デフォルトで /etc/opt/sun/config にインストールされます。
icsStatus を、ドメインレベルで使用できません。
Calendar Server が、共有コンポーネントのプライベートコピーを保持します。
Solaris x86 プラットフォームで、DWP デーモンが起動に失敗します。
LDAP キャッシュが有効の場合、cshttpd
で障害が発生します。
仮想ドメインモードでメール検索が設定されている場合、Calendar Server error 29 がスローされます。仮想ドメインモードでは、メール検索はサポートされていません。代わりに、ユーザーおよびグループ LDAP を使用してください。商用リリースでは、仮想ドメインモードで、 ics.conf ファイル内のメール検索設定が無視されます。
csrename の実行時に、混乱を招くエラーメッセージが表示されます。
WCAP の変更: 更新をメソッドとして追加します。そうしない場合、最初の変更以降の変更時に Outlook でエラーが発生します。WCAP のバージョンを 3.3.0 に変更します。
システムのタイムゾーンが認識されません。
スキーマ 1 で仮想ドメイン (ホストドメイン) を使用している場合は、 search_calprops.wcap に primaryOwner=1 を指定しても、一貫性のある結果が返されません。
問題:service.http.ssl.port.enable=”yes” を設定しても、通常の HTTP ポートが無効になりません。
修正:マニュアルの問題。“yes” が指定された場合、HTTPS は SSL ポート上でのみ待機します SSL が機能するには、バックエンドサーバー上で、 service.http.enable および service.http.ssl.port.enable の両方を “yes” に設定する必要があります。
回避策:HTTP がポート上で待機することを無効にする方法はありません。ただし、管理者は、service.http.port を未公開のポート番号に変更できます。
Outlook Connector の使用後に、csdwpd
によりクラスタのフェイルオーバーが発生します。
ホストドメイン上のユーザーとしてログインできません。
作成時に、csuser で -c オプションの使用を許可すべきではありません。
問題:csconfigurator.sh の GUI の入力領域が、日本語ロケールで狭すぎます。
get_freebusy.wcap により cshttpd がクラッシュします。
browser.cache.enable が “yes” に設定されている場合、特定の引数と共に login.wcap 要求を使用すると、Calendar Server に障害が発生します。
csrename が削除ログを更新しないため、孤立したエントリが削除ログ内に残されます。
サイレントモードでも、 csconfigurator.sh
により質問への応答が求められます。
問題:仮想ドメインモードの場合、ics.conf ファイル内で maillookup を設定していると、WCAP エラーが返されます。
修正:仮想ドメインモードでは、ics.conf ファイル内の ugldap が優先され、maillookup は無視されます。
cshttpd が getRemovedAttendees でクラッシュします。
定期的な予定を保存すると、cshttpd がクラッシュします。
通知サービスが修正されました。複数の変更が加えられました。
共同所有者により開催者が変更された場合、出席者のカレンダから予定が消滅します。
LDAP キャッシュが有効な場合、cshttpd がクラッシュする可能性があります。
get_userprefs.wcap を発行すると、システムに障害が発生します。
csadmind が caldb_GetNextAlarmFromQueue でクラッシュします。
dtstart が設定されている場合、get_freebusy.wcap により cshttpd
がクラッシュします。
list.wcap、subscribe_users.wcap、および unsubscribe_users.wcap により、cshttpd
がクラッシュします。
代替ルートにパッチ -18 をインストールできません。
ニュージーランドの夏時間の開始日および終了日が不正です。
スラッシュ (/) を含む mailto: アドレスを使って、Outlook から storeevents.wcap を呼び出すと、cshttpd
が無限ループに入ります。
日付と時刻に変更を加えずに例外を作成しても、ダブルブッキングエラーが発生することがあってはなりません。
csadmind
が UpdateOrganizerPendingStatus でクラッシュします。
不正なファイル所有権が原因で、サービスの起動が失敗します。
csstored.pl
内の次の行にエラーが存在します。if ($log_files_count > 1)()。これは、> 2() でなければなりません。
定期的な予定を繰り返しのない予定に変更しても、変更が有効になりません。
GSE エントリ (外部の開催者に返信する内部の出席者) の処理時に、csadmind
がクラッシュします。
定期的な予定の処理中に、スタックが定期的な作業 (ToDo) を処理する場合、csadmind
がクラッシュします。
週別表示に終日予定が表示されません。
Calendar Server が、エイリアスドメイン内のユーザーのカレンダの一部を返しません。
会議の詳細が変更された場合に通知を送信しない機能を、WCAP が提供する必要があります。これは、 storeevents およびいくつかの削除コマンドに追加された smtpNotify パラメータとして実装されました。詳細は、「このリリースの新機能」を参照してください。
Word 文書を Communications Express にインポートすると、 cshttpd
がクラッシュします。
問題:カレンダ内で認証フィルタを設定すると、トラストサークル SSO が失敗します。
レガシーモードから仮想ドメインモード (ホストドメイン) への移行に必要な基本的変更。
システムに local.ldap.cache.cleanup.interval が正確に反映されません。
問題:csresource - k オプションのデフォルト動作が、空白を含めるか、省略するかで異なります。
問題:csresource マージ内のリソース用にリストされたデフォルト ACE が不正です。
問題:出席者がすべてを受け入れた場合、外部の開催者が、定期的な予定のインスタンスごとに 1 つの応答を受け取ります。
問題:開催者が外部の場合、Import コマンドにより、開催者の間違ったメールアドレスが入力されます。
問題:csdwpd のバックエンドプロセッサに問題があるため、フロントエンドの cshttpd に障害が発生します。
問題:cscal -v list コマンドが機能しません。
問題:ライブカレンダデータベース内に 3 つ以上のログファイルが存在する場合、csstored.pl が警告をレポートしません。
問題:セキュリティー保護されたログインパラメータが機能しません。
修正:実装されていませんでした。ics.conf ファイルから service.http.ssl.securelogin パラメータが削除されました。
問題:プロキシ認証を行うために、local.user.authfilter をオフにする方法が必要です。
修正:WCAP コマンド login.wcap に新規パラメータが追加されました。追加されたパラメータは applyauthfilter です。このパラメータについては、『WCAP Reference』を参照してください。
問題:Linux の場合、アップグレード後に Calendar Server が起動しません。パッチを使ってアップグレードを実行すると、lib ディレクトリに不正なアクセス権が設定されます。
回避策:root で、次のコマンドを実行します。
cd /opt/sun/calendar/lib
mkdir lock
chown -R icsuser:icsgroup lock
問題:ユーザーが最初に出席依頼にコメントを追加してから、それに応答すると、電子メールアラームがオフになります。
問題:Calendar Express のログインページに表示される著作権の年が正しくありません。
問題:週別ビューを「土曜日と日曜日を除外して」表示しようとすると、プログラムが終了します。
問題:プレパッチスクリプトで、代替ルートで動作しない必須パッチをチェックするメソッドが使用されます。
問題:calprops に X-Token を追加する機能が必要です。これは、Connector for Microsoft Outlook でデフォルトでないカレンダをサポートするのに必要です。
問題:RRULES が個々のインスタンスごとにエクスポートされるため、予定が重複します。
問題:cshttpd を解放すると、プログラムが終了します。
問題:プレパッチチェックにより、廃止されたパッチが検索されます。
ここでは、Calendar Server 6 リリース時の、重要度の高い既知の問題の一覧を示します。
現在知られている制限事項は、次のとおりです。
制限:各 set_userprefs コマンドにより、複数値の設定のインスタンスが 1 つだけ削除されます。
回避策:複数値ユーザー設定のインスタンスをすべて削除するには、インスタンスごとに 1 つの set_userpref コマンドを発行する必要があります。
次に例を示します。get_userprefs を実行して、ユーザー設定のすべてをリスト表示します。icsSubscribed などのように、設定に複数の値が存在する場合は、リスト表示された値ごとに set_userprefs コマンドを発行して、設定を削除する必要があります。
制限:クラスタの個々のノードに何がインストールされているかを示す、クラスタ固有の showrev コマンドは存在しません。これは、一般的な問題であり、単に Calendar Server 固有の問題というわけではありません。グローバルファイルシステムにインストールされた製品であればどれでも、同じ問題に遭遇します。
これは、Calendar Server を更新する際に問題になります。Calendar Server がインストールされているすべてのノードにパッチを適用する必要があります。また、Calendar Server がノードにインストールされていない場合、パッチをノードに適用することはできません。少なくとも Calendar Server がインストールされているノードが分からないと、Calendar Server のインストール先を見つけるのは、紛らわしく、時間のかかる作業になります。
回避策:次のコマンドを実行して、Calendar Server がインストールされているすべてのノードを表示します。pkgparam -v SUNWics5 | grep ACTIVE_PATCH
制限:ポップアップブロッカーを有効にしていると、特定の Calendar Server ウィンドウが表示されません。
回避策:Calendar URL に対するポップアップブロッカーを無効に設定して、すべての Calendar Server ウィンドウが確実に表示されるようにします。
例外:Norton Inet Security AD_BLOCKER および Mozilla 内蔵の POP_BLOCKER は、Calendar Server ウィンドウの動作には影響を及ぼしません。
制限:csuser ユーティリティーでは、アドレス帳で作成されたユーザーが有効になりません。
回避策: ldapmodify を使用してユーザーを有効にします。
制限:設定プログラム csconfigurator.sh を使用すると、1 つのドメインしか設定されません。
回避策:複数ドメインのカレンダ環境 (仮想ドメインまたはホストドメインと呼ばれる) が必要な場合、次の 2 つを実行する必要があります。
ホストドメインを有効にします。
Sun LDAP スキーマ 1 を現在も使用している場合は、Delegated Administrator または csdomain ユーティリティーを使って、ドメインを独自に追加します。
『Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 Administration Guide』の第 11 章「Setting Up Hosted Domains」および『Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 Administration Guide』の第 13 章「Administering Hosted Domains」を参照してください。
制限:(バグ番号 4777792 としても登録済み) キャッシュがいっぱいになるために、エラーが発生します。Calendar Server では、LDAP キャッシュデータが期限切れになりません。
回避策:定期的にファイルの内容を削除します。その後、Calendar Server を再起動します。
制限:設定ファイルへのホスト名の入力が 2 回求められます。最初は完全修飾されたホスト名で、2 番目は完全修飾されていないホスト名です。次に例を示します。
caldb.dwp.server.skate.red.sesta.com.ip = "skate.red.sesta.com" caldb.dwp.server.skate.ip = "skate" caldb.dwp.server.test12.red.sesta.com.ip = "test12.red.sesta.com" caldb.dwp.server.test12.ip = "test12"
制限:X-Token 内に RFC 非準拠のデータが存在する場合は、そのデータを引用符で囲む必要があります。たとえば、X-Token 内のコロンは ":" のようにする必要があります。
次のリストに、この製品に関して報告されている問題を示します。
問題:Calendar Server ユーティリティー cscal は、ユーザーを二次所有者として所有者リストに追加する前に、ユーザーの検証を行いません。
問題:Calendar Server 移行ユーティリティー csmig は、所有者カレンダを使用した icsSubscribed の更新を行いません。
問題:もはやサポートされないキャッシュされた LDAP データを自動的に破棄する機能がありません。
回避策:キャッシュされた以前の LDAP データを手動で削除します。
問題:複数の接続を素早く同時に開いたり閉じたりすると、enpd がクラッシュします。
問題:ユーザーが予定を変更して、今日の予定と将来のすべての予定を変更するオプションを選択すると、以前の予定はすべて削除されて、UI に表示されなくなります。
問題:SSLv2 モードで SSL の初期化が失敗します。SSLv2 クライアントを使用できません。
問題:設定プログラム “Get” で、baseDN を取得できません。このプログラムは、インストールルートを取得します。ルートに続く部分を追加することで、ベース DN を指定する必要があります。
問題:プロセス (enpd など) を起動してから ics.conf ファイル内でそれを無効にする場合、stop-cal が発行されても、システムは無効にされたプロセスを停止しません。
回避策:ics.conf ファイル内でプロセスを再度有効にしてから、stop-cal コマンドを発行します。すべてのプロセスが停止した後で、実行しないプロセスをすべて無効にしてから、start-cal を発行します。
問題:ホットバックアップのログファイルが、設定通りに破棄されません。
回避策:ディスクがいっぱいになることでサービスが中断されることを防ぐために、定期的にログファイルを別の場所にコピーして、新しいログファイルを使用します。
問題:ホストドメインを使用するスキーマ 1 モードで、DC ツリーが存在しないか、プロビジョンが不正な場合、カレンダユーティリティーが失敗する可能性があります。カレンダを作成したり、別の方法で管理したりする前に、DC ツリーノードを作成する必要があります。
問題:管理者が LDAP からドメインを削除できません。commadmin domain purge を実行しても、deleted が icsStatus であるエントリが削除されません。エントリのステータスは removed でなければなりません。推奨される Calendar Server ユーティリティーである csclean を実行しても、icsStatus は removed に変更されません。
回避策: commadmin domain purge を実行する前に、ldapmodify を使用して icsStatus を removed に変更します。
問題:DWP プロセスの実行中に DWP が無効にされた場合、stop-cal を実行しても DWP は停止しません。 stop-cal は、有効に設定されているサービスだけでなく、すべてのサービスを停止するはずです。
問題:あいまいなエラーメッセージ。ホストドメイン環境で、csdomain に渡された basedn が存在しない場合。実際に受信するメッセージは、“FAIL: icsLdapServer: Null argument to function.” です。この種のエラーメッセージは、数レベル下で生成されると共に、異なるさまざまな状況で生成されるため、メッセージの内容はあいまいです。単にエラーを引き渡すのではなく、高レベルのプログラムがエラーメッセージを解釈し、それをさらに高レベルが引き継いでゆく必要があります。
問題:Calendar Server への格納時に、description フィールドから先頭の空白が取り除かれます。
問題:Linux: RedHat Linux 3.0 では、電子メールによる通知の受信時に件名が消えてしまいます。
問題:個別のホストドメイン上で、SSL を有効や無効に設定することはできません。(RFE)
問題:csdomain で生成されるエラーメッセージはあいまいで、より明示的なものにする必要があります。
問題:csconfigurator.sh を -saveState オプションを指定して実行し、かつ指定された状態ファイルにパスが含まれていない場合、状態ファイルは作成されません。次に例を示します。/opt/sun/calendar/sbin/csconfigurator.sh -saveState cs.state
回避策:状態ファイルを作成する場所を、常にフルパス名で指定します。
問題:csclean を使用して非ホストドメインモードのユーザーを削除しても、LDAP からのユーザーの削除に失敗します。
回避策:非ホストドメインモードで、 csuser delete を使用して、LDAP からユーザーを削除します。
問題:Linux システムでは、Calendar Server が不正に閉じられた場合、リブート後に Calendar Server を再起動できません。
回避策: /opt/sun/calendar/lib/lock/__db.001 からロックファイルを削除します。
問題:予定を通知する際、長い宛先: フィールドが、長いまま折り返されずに 1 行で送信されます。これは、RFC 821 に違反しています。行に 1000 文字を超える文字が含まれる場合 (SMTP では行の長さの上限が 1000 文字)、Messaging Server は行を切り捨てます。
回避策:Messaging Server で、関連するチャネルに wrapsmtp キーワードを使用します。
問題: service.http.calendarhostname が設定されている場合、Calendar Express へのログイン時に Calendar Server の cshttpd プロセスがクラッシュします。デフォルトは null ("" ) です。
問題:Solaris 10 上で Sun Cluster が稼働する HA 環境にパッチ 120500 が適用されていない場合、Calendar Server が動作しません
修正:パッチ 120500 を適用します。
問題:定期的な予定に関する問題。日付以外のフィールドを変更して (storeevents を使用して) dtstart および dtend パラメータを送信すると、データが破壊されます。
問題:Delegated Administrator を Java Enterprise System 2005Q1 バージョンから Java Enterprise System 2005Q4 バージョンにアップグレードすると、Delegated Administrator 設定プログラム ( config-commda) がフリーズします。
修正:Delegated Administrator で使用可能な新しいパッチが存在します。このパッチは、Java Enterprise System 2005Q4 の一般リリースバージョンには使用しないでください。
Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 には、次のファイル群が含まれます。Sun は、お客様に対して、これらのファイルをバイナリ形式で複製および配布するための非独占的で譲渡不能な、制限された使用権を許諾します。
また、一覧のヘッダファイルおよびクラスライブラリは、複製および配布されたバイナリファイルと Sun のソフトウェア API とのインターフェイスを可能にすることのみを目的として、コピーおよび使用できますが、修正はできません。
コーディング例は、前述のバイナリファイルの作成に従って参照することのみを目的として提供されています。
Calendar Server 用の再配布可能なファイルはすべてプラグイン API 用で、CSAPI と呼ばれます。API については、次の場所にある『 Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 Developer’s Guide』に説明があります。
http://docs.sun.com/coll/1370.1?l=ja
以下のファイルでは、cal_svr_base は Calendar Server がインストールされたディレクトリです。Solaris のデフォルトは /opt/SUNWics5/cal 、Linux のデフォルトは /opt/sun/calendar です。
再配布可能なファイルは、cal_svr_base/csapi の次のサブディレクトリにあります。
次にこのサブディレクトリ ( cal_svr_base/csapi/authsdk/) に含まれる再配布可能なファイルを示します。
cgiauth.c |
expapi.h |
login.html |
nsapiauth.c |
次にこのサブディレクトリ ( cal_svr_base/csapi/bin/) に含まれる再配布可能なファイルを示します。
libcsapi_xpcom10.so |
libicsexp10.so |
次にこのサブディレクトリ ( cal_svr_base/csapi/classes/) に含まれる再配布可能なファイルを示します。
ens.jar |
jms.jar |
次にこのサブディレクトリ ( cal_svr_base/csapi/include/) に含まれる再配布可能なファイルを示します。
IIDS.h |
nsCom.h |
nsMacRepository.h |
csIAccessControl.h |
nsDebug.h |
nsProxyEvent.h |
csIAuthentication.h |
nsError.h |
nsRepository.h |
csICalendarDatabase.h |
nsHashtable.h |
nsString.h |
csICalendarLookup.h |
nsIAtom.h |
nsTraceRefcnt.h |
csICalendarServer.h |
nsICaseConversion.h |
nsVector.h |
csIDBTranslator.h |
nsICollection.h |
nsUnicharUtilCIID.h |
csIDataTranslator.h |
nsID.h |
nsXPComCIID.h |
csIMalloc.hplugins |
nsIEnumerator.h |
nsXPComFactory.h |
csIPlugin.h |
nsIEventQueueService.h |
nscore.h |
csIQualifiedCalidLookup.h |
nsIFactory.h |
pasdisp.h |
csIUserAttributes.h |
nsIPtr.h |
publisher.h |
mozIClassRegistry.h |
nsIServiceManager.h |
subscriber.h |
mozIRegistry.h |
nsIServiceProvider.h |
xcDll.h |
nsAgg.h |
nsISizeOfHandler.h |
xcDllStore.h |
nsCOMPtr.h |
nsISupports.h |
|
nsCRT.h |
nsISupportsArray.h |
|
このディレクトリ (cal_svr_base/csapi/plugins/) では、次のサブディレクトリに再配布可能なファイルがあります。
次にこのサブディレクトリ (cal_svr_base/csapi/plugins/accesscontrol/) に含まれる再配布可能なファイルを示します。
csAccessControl.cpp |
csAccessControl.h |
csAccessControlFactory.cpp |
次にこのサブディレクトリ (cal_svr_base/csapi/plugins/authentication/) に含まれる再配布可能なファイルを示します。
csAuthentication.cpp |
csAuthentication.h |
csAuthenticationFactory.cpp |
次にこのサブディレクトリ (cal_svr_base/csapi/plugins/datatranslator/) に含まれる再配布可能なファイルを示します。
csDataTranslator.cpp |
csDataTranslator.h |
csDataTranslatorFactory.cpp |
次にこのサブディレクトリ (cal_svr_base/csapi/plugins/userattributes/) に含まれる再配布可能なファイルを示します。
csUserAttributes.cpp |
csUserAttributes.h |
csUserAttributesFactory.cpp |
このディレクトリ (cal_svr_base/csapi/samples/) では、次のサブディレクトリに再配布可能なファイルがあります。
次にこのサブディレクトリ ( cal_svr_base/csapi/samples/authentication/) に含まれる再配布可能なファイルを示します。
authlogon.c |
authlogon.h |
authtest.c |
csAuthenticationLocal.cpp |
csAuthenticationLocal.h |
csAuthenticationLocalFactory.cpp |
次にこのサブディレクトリ ( cal_svr_base/csapi/samples/datatranslator/) に含まれる再配布可能なファイルを示します。
csDataTranslatorCSV.cpp |
csDataTranslatorCSV.h |
csDataTranslatorCSVFactory.cpp |
次にこのサブディレクトリ ( cal_svr_base/csapi/samples/ens/) に含まれる再配布可能なファイルを示します。
apub.c |
asub.c |
rpub.c |
rsub.c |
次にこのサブディレクトリ ( cal_svr_base/csapi/samples/userattributes/) に含まれる再配布可能なファイルを示します。
csUserAttributesDB.cpp |
csUserAttributesDB.h |
csUserAttributesDBFactory.cpp |