Application Server は、Web パブリッシングからエンタープライズ規模のトランザクション処理までをサポートするプラットフォームです。Application Server を使用して、開発者は JavaServer Pages (JSPTM)、Java サーブレット、Enterprise JavaBeansTM (EJBTM) テクノロジをベースにしたアプリケーションを構築できます。
Application Server 9.1 のクラスタプロファイルとエンタープライズプロファイルは、高度なクラスタリング技術とフェイルオーバー技術を提供します。これらの機能により、スケーラブルで高い可用性を備えた Java EE アプリケーションを実行できます。
クラスタリング - クラスタは、1 つの論理エンティティーとして一体となって動作するアプリケーションサーバーインスタンスの集まりです。クラスタ内の各 Application Server インスタンスは同じように設定され、各インスタンスには同じアプリケーションが配備されています。
クラスタに Application Server インスタンスを追加することで水平方向への拡張が実現され、それによってシステムの処理能力が向上します。サービスを中断せずに、クラスタに Application Server インスタンスを追加することができます。HTTP、RMI/IIOP、および JMS のロードバランスにより、クラスタ内の正常な Application Server インスタンスに要求を分散させます。
高可用性 - 可用性を有効にすると、クラスタ内の Application Server インスタンスをフェイルオーバーによって保護できます。1 つのアプリケーションサーバーインスタンスが停止すると、利用できなくなったサーバーに割り当てられていたセッションは別の Application Server インスタンスに引き継がれます。セッションの情報は、高可用性データベース (HADB) に格納されます。HADB は、持続的な HTTP セッションとステートフルセッション Beans をサポートします。