Sun Java System Application Server 9.1 管理ガイド

Application Server の設定

Sun Java System Application Server の設定は domain.xml ファイルに保存されます。domain.xml は Application Server の設定の状態を表すドキュメントです。このドキュメントは特定の管理ドメインの中央リポジトリです。このドキュメントには、Application Server ドメインモデルの XML 表現が格納されます。domain.xml の内容は、ドメイン DTD の形式で表現された仕様によって管理されています。

ここでは、次の内容について説明します。

Application Server 設定の変更

次の設定変更を実行した場合は、変更を有効にするためにサーバーを再起動する必要があります。

サーバーの再起動の手順については、「ドメインの再起動」を参照してください。

その他の設定変更はサーバーを稼動させたままで動的に有効化されます。次の設定変更を行う場合は、サーバーを再起動させる必要はありません

asadmin reconfig コマンドは推奨されなくなり、不要になったことに注意してください。設定の変更は、サーバーに対して動的に適用されます。

Application Server のポート

次の表に、 Application Server のポートリスナーを示します。

表 1–2 ポートを使用する Application Server リスナー

リスナー 

デフォルトのポート番号 

説明 

管理サーバー 

4848 

 

ドメイン管理サーバーには、管理コンソールと asadmin ユーティリティーを使ってアクセスします。管理コンソールには、ブラウザの URL にポート番号を指定します。リモートから asadmin コマンドを実行する場合は、--port オプションを使用してポート番号を指定します。

HTTP 

8080 

Web サーバーはポート上で HTTP 要求を待機します。配備された Web アプリケーションとサービスにアクセスするために、クライアントはこのポートに接続します。 

HTTPS 

8181 

セキュリティー保護された通信用に設定された Web アプリケーションは、個別のポートで待機します。 

IIOP 

 

EJB コンポーネントであるエンタープライズ Beans のリモートクライアントは IIOP リスナー経由で Beans にアクセスします。 

IIOP_SSL 

 

セキュリティー保護された通信用に設定された IIOP リスナーは、ほかのポートを使用します。 

IIOP_MUTUALAUTH 

 

相互 (クライアントおよびサーバー) 認証用に設定された IIOP リスナーは、もう一方のポートを使用します。