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Sun Java™ System Identity Manager 7.1 管理ガイド 

付録 B
オンラインマニュアルの高度な検索

Identity Manager のオンラインマニュアルを検索するとき、複雑なクエリーを作成するための高度な構文を使用できます。オブジェクトには次のものがあります。


ワイルドカード文字

ワイルドカードは、検索においてほかの文字または文字のグループを表す特殊文字です。

Identity Manager のオンラインマニュアルの検索では、次のワイルドカード文字を使用できます。

.

表 B-1 サポートされているワイルドカード文字

ワイルドカード文字

説明

疑問符 (?)

任意の 1 文字と一致します。

たとえば、「t?p」を検索すると tap、tip、top などの語と一致します。「ball????」を検索すると ballpark、ballroom、ballyhoo などの語と一致しますが、「ball」に続く文字数が 4 文字ではない ballet や balloon などの語は検索されません。

アスタリスク (*)

任意の文字のグループと一致します。

たとえば、「comp*」を検索すると、computer、company、comptroller など、「comp」で始まるすべての語が検索されます。


クエリー演算子

クエリー演算子を使用して、検索の要素を結合、変更、または除外することができます。クエリー演算子は大文字、小文字、または両者の混合で入力できます。通常、クエリー演算子は <CONTAINS> のように山括弧で囲みます。


基本的なブール演算子 (AND、OR、および NOT) と特殊文字演算子 (<、=、!= など) には山括弧は必要ありません。


優先度の規則

1 つのクエリーの中で複数のタイプの演算子を使用するとき、優先度の規則と括弧の使い方によって演算子の有効範囲が決まります。AND 演算子は OR 演算子より優先されます。たとえば、次のようなクエリーがあるとします。

resource AND adapter OR attribute

これは次のクエリーと同じ働きです。

(resource AND adapter) OR attribute

「adapter」と「attribute」が、「resource」とともに検索される二者択一の用語として解釈されるようにするには、次のように括弧を使う必要があります。

resource AND (adapter OR attribute)

デフォルト演算子

演算子を指定せずにクエリー用語またはクエリー要素を連続して入力すると、標準のデフォルト演算子 <AND> を使ってクエリー要素が結合されます。

<EXACT>、<MORPH>、<EXPAND> などの明示的な単項用語演算子が付かない 1 つの単語でクエリーが構成される場合、その単語にはデフォルトの用語演算子 <MORPH> が適用されるとみなされます。

次の表は、オンラインマニュアル検索で最もよく使われるクエリー演算子の一覧です。

表 B-2 オンラインマニュアル検索でよく使われるクエリー演算子

演算子

説明

<AND> または AND

必須の基準を検索に追加します。

「apples AND oranges」を検索すると、順序を問わず「apples」および「oranges」の両方を含む一致結果が返されます。どちらか 1 つの単語しか含まれないドキュメントは無視されます。

<CASE>

後続の 1 つ以上の用語の一致を、大文字と小文字を区別して検索します。

注意: Identity Manager では、大文字を含むクエリー用語は自動的に大文字と小文字を区別する検索とみなされるため、<CASE> を付ける必要は必要ありません。すべて小文字の用語は大文字と小文字を区別しない検索として扱われるため、すべて小文字の一致結果だけを得るには <CASE> を使う必要があります。

「<CASE> bill」を検索すると「bill」に一致しますが「Bill」には一致しません。

<EXACT>

指定された単語と完全に一致する単語を含むドキュメントを検索します。

「<EXACT> soft」を検索すると、単語「soft」を含むドキュメントが検索されますが、「softest」や「softer」を含むドキュメントは検索されません。

<MORPH>

指定された単語に加えて、その単語が形態変化した単語を含むドキュメントも検索します。これには複数形や過去形に加えて、接頭辞、接尾辞、複合語を含む複合形が含まれます。

不規則な形式を正しく扱うために、語彙データベースの情報も利用します。<MORPH> surf」を検索すると、「surfs」、「surfed」、「surfing」のような単語「surf」の単純な変化形に加えて、接頭辞付き (「resurf」) や複合語 (「surfboard」) などの変化形も対象としてドキュメントを検索します。

<NEAR>

指定された単語どうしが 1000 語以内の近さにあるドキュメントを検索します。単語どうしが近いドキュメントほど検索結果の上位に表示されます。

「resource <NEAR> configuration」を検索すると、両方の単語を含み、単語間の距離が 1000 語以内であるドキュメントが検索されます。

<NEAR/n>

指定された単語間の距離が n 語以下であるドキュメントを検索します。

注意: n の値は 1 〜 1024 の範囲で指定する必要があります。

「buy <NEAR/3> sell」を検索すると、「buy」と「sell」の間が 3 語以下である「buy low and sell high」のような表現を含むドキュメントが検索されます。

<NOT> または NOT

特定の単語または語句を含まないドキュメントを検索します。

「surf <AND> <NOT> channel」を検索すると、「surf」を含み「channel」を含まないドキュメントが検索されます。



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