ネイティブモードでは、whatis コマンドは式の型または型の宣言を出力します。Java モードでは、whatis コマンドは識別子の宣言を出力します。識別子がクラスの場合は、クラスのメソッド (継承されたすべてのメソッドを含む) を出力します。
型ではない name の宣言を出力します。
型 type の宣言を出力します。
式 expression の型を出力します。
ここで
name は、型ではない名前です。
type は、型名です。
expression は、有効な式です。
-d は、静的型ではなく動的型を表示します (C++ のみ)。
-e は、式の型を表示します。
-n は、型ではない宣言を表示します。-n はオプションを付けないで whatis コマンドを使用したときのデフォルト値であるため、-n を指定する必要はありません。
-r は、基底クラスに関する情報を出力します (C++ のみ)。
-t は、型の宣言を表示します。
C++ のクラスや構造体に対して whatis コマンドを実行すると、定義済みメンバー関数すべて (未定義メンバー関数は除く)、静的データメンバー、クラスのフレンド、およびそのクラス内で明示的に定義されているデータメンバーのリストが表示されます。
-r (recursive) オプションを指定すると、継承クラスからの情報が追加されます。
-d フラグを -e フラグと併用すると、式の動的型が使用されます。
C++ の場合、テンプレート関係の識別子は次のように表示されます。
テンプレート定義は whatis -t によって一覧表示されます。
関数テンプレートのインスタンス化は、whatis によって一覧表示されます。
クラステンプレートのインスタンス化は、whatis -t によって一覧表示されます。
identifier の宣言を出力します。
ここで
identifier は、クラス、現在のクラス内のメソッド、現在のフレーム内の局所変数、現在のクラス内のフィールドのいずれかです。