アプリケーションコードが本来、CRAY や CDC などの 64 ビット (または 60 ビット) メインフレーム用に開発されていた場合、UltraSPARC プラットフォームへポーティングしているときに、これらのコードを次のオプションを付けてコンパイルする場合があります。
-fast -m64 -xtypemap=real:64,double:64,integer:64
このオプションは、自動的にすべてのデフォルトの REAL 変数および定数を REAL*8 に、デフォルトの COMPLEX を COMPLEX*16 に昇格させます。宣言されていない変数または単に REAL や COMPLEX であると宣言されている変数だけを昇格させ、明示的に宣言された変数 (REAL*4 など) は昇格させません。単精度の REAL 定数もすべて REAL*8 に昇格されます。ターゲットプラットフォームに対して適切な -xarch や -xchip を設定します。デフォルトの DOUBLE PRECISION データも REAL*16 に昇格させるには、-xtypemap の例で double:64 を double:128 に変更します。
詳細は、『Fortran ユーザーズガイド』または f95(1) のマニュアルページを参照してください。