Sun Studio 12: Fortran プログラミングガイド

5.1.2 大域的なプログラム検査の起動方法

-Xlist オプションをコマンド行に指定すると、コンパイラの大域的なプログラムアナライザが起動されます。以降の節では、-Xlist のサブオプションについて説明します。

例: 基本的な大域的なプログラム検査用に 3 つのファイルをコンパイルします。


demo% f95 -Xlist  any1.f  any2.f  any3.f

前述の例では、コンパイラは次のことを行います。

5.1.2.1 画面への出力

通常、-Xlistx によって生成される出力リストはファイルに書き込まれます。直接画面に表示するには、-Xlisto を使用して、出力ファイルを /dev/tty に書き込みます。

例: 端末に表示します。


demo% f95 -Xlisto /dev/tty  any1.f

5.1.2.2 デフォルトの出力機能

–Xlist オプションは、出力で利用できる機能を組み合わせたものです。 ほかの -Xlist オプションを指定していない場合は、デフォルトで次のことを行います。

5.1.2.3 ファイル形式

検査プロセスは、コンパイラコマンド行に指定されたすべてのファイル (接尾辞 .f.f90.f95.for.F.F95.o の付くファイル) を認識します。.o ファイルは、サブルーチンと関数の名前など、大域的な名前に関する情報だけをプロセスに提供します。