-Xlist オプションをコマンド行に指定すると、コンパイラの大域的なプログラムアナライザが起動されます。以降の節では、-Xlist のサブオプションについて説明します。
例: 基本的な大域的なプログラム検査用に 3 つのファイルをコンパイルします。
demo% f95 -Xlist any1.f any2.f any3.f |
前述の例では、コンパイラは次のことを行います。
any1.lst ファイルに出力リストを生成する。
エラーがなければプログラムのコンパイルとリンクを行う。
通常、-Xlistx によって生成される出力リストはファイルに書き込まれます。直接画面に表示するには、-Xlisto を使用して、出力ファイルを /dev/tty に書き込みます。
例: 端末に表示します。
demo% f95 -Xlisto /dev/tty any1.f |
–Xlist オプションは、出力で利用できる機能を組み合わせたものです。 ほかの -Xlist オプションを指定していない場合は、デフォルトで次のことを行います。
出力リストのファイル名は、最初に現れた入力ソースまたはオブジェクトのファイルの名前で、接尾辞は .lst に置換される。
ルーチン間の不整合に関するエラーメッセージ (リストの該当する箇所に埋め込まれる)
識別子の相互参照表
1 ページ 66 行、1 行 79 カラムのページ割り
呼出しグラフは生成しない。
include ファイルは展開しない。
検査プロセスは、コンパイラコマンド行に指定されたすべてのファイル (接尾辞 .f、.f90、.f95、.for、.F、.F95、.o の付くファイル) を認識します。.o ファイルは、サブルーチンと関数の名前など、大域的な名前に関する情報だけをプロセスに提供します。