注: 現在、区間演算は SPARC プラットフォームのみ利用できます。
Fortran 95 コンパイラの f95 では、組み込みデータ型として intervals をサポートしています。区間は、[a, b] ={z | a≤ z≤ b} で表され、1 組の数字は a ≤ b となります。
非線形問題を解決します
厳密なエラー分析を実行します
数値の不安定性のソースを検出します
区間を組み込みデータ型として Fortran 95 に導入したので、開発者は Fortran 95 の適用可能な構文や記号をすべてすぐに使用できるようになります。INTERVAL データ型のほかに、f95 により次の区間拡張機能が Fortran 95 に取り込まれます。
3 クラスの INTERVAL 関係演算子
Certainly (断定的な関係)
possibly (可能性のある関係)
Set (集合の関係)
INF、SUP、WID、HULL などの組み込み INTERVAL 固有の演算子
1 数字入出力などの INTERVAL 入出力編集記述子
算術関数、三角関数、およびそのほかの数学関数に対する区間拡張機能
式コンテキストに依存した INTERVAL 定数
混合モードの区間式処理
f95 コマンド行オプション -xinterval により、コンパイラの区間演算機能が使用できるようになります。『Fortran ユーザーズガイド』を参照してください。
Fortran 95 の区間演算の詳細については、『Fortran 95 Interval Arithmetic Programming Reference』を参照してください。