Sun Studio 12: Fortran プログラミングガイド

9.1.1.11 PRAGMA ASSUME による表明の追加

ソースコード内の重要なポイントに ASSUME 指令を追加すると、検出しにくいプログラムの重要情報が明らかになり、コンパイラへの最適化のための支持として役立ちます。たとえば、DO ループのトリップカウントが常にある値より大きいことや、IF 分岐が行われない可能性が高いことを、コンパイラに知らせることができます。コンパイラはこの情報を利用して、これらの表明に基づくより最適化されたコードを生成できます。

そのうえ、プログラマは、表明が誤りであったことが実行時にわかった場合に警告メッセージが発行されるようにすることによって、ASSUME プラグマを使用してプログラムの実行を検証できます。

詳細は、『Fortran ユーザーズガイド』の第 2 章の ASSUME プラグマの説明と、第 3 章の -xassume_control コンパイラコマンド行オプションの説明を参照してください。