Sun Studio は、Fortran、C、C++ で書かれたアプリケーションをデバッグするための密接に統合された環境を提供します。
dbx プログラムは、イベント管理、プロセス制御、データ検査を提供します。 プログラムの実行中になにが起こっているかを表示でき、次の作業を行うことができます。
パフォーマンス調整のためのデータを収集できます。
変数、構造体、配列を監視できます。
行単位、または関数単位でブレークポイント (プログラム中で停止する場所) を設定できます。
値を表示できます。 つまり、停止して、変数、配列、構造体を表示または変更できます。
ソース行またはアセンブリ行ごとにプログラムをステップ実行できます。
プログラムの流れを追跡できます。 つまり、行われた一連の呼び出しを表示できます。
デバッグすべきプログラム中の手続きを呼び出すことができます。
関数呼び出しを通り過ぎたり、関数呼び出しに入り込み、そこで 1 行ずつ進んだり、関数呼び出しから抜けたりできます。
次の行、またはほかの行で、実行、停止、継続ができます。
デバッグの実行のすべてまたは一部を保存したり再生したりできます。
呼び出しスタックを検査したり、コールスタックを上下に移動したりできます。
埋め込み Korn シェル中でスクリプトをプログラムできます。
プログラムが fork(2) と exec(2) を実行すると、それを追跡します。
最適化されたプログラムをデバッグするには、dbx fix コマンドを使用して、デバッグするルーチンをコンパイルし直します。
適切な -On 最適化レベルでプログラムをコンパイルします。
dbx の制御下で実行します。
fix -g any.f を使用します。デバッグするルーチンには最適化を行いません。
コンパイルしたルーチンで continue を使用します。
コマンド行に -g オプションがある場合、一部の最適化機能が制限されます。詳細は、『dbx コマンドによるデバッグ』を参照してください。
詳細は、Sun Studio の『dbx コマンドによるデバッグ』、および dbx(1) のマニュアルページを参照してください。