Sun Studio 12: Fortran ユーザーズガイド

4.5 符号なし整数

Fortran 95 コンパイラでは言語が拡張され、新しいデータ型である UNSIGNED が使用可能になりました。UNSIGNED では、KIND (種別) パラメータに対して指定できる値は 4 つです。パラメータ値、1、2、4、8 はそれぞれ 1、2、4、8 バイトの符号なし整数に対応します。

符号なし整定数は、数字列のあとに大文字または小文字の U が付き、場合によっては下線と種別パラメータが続くという形式です。次の例では、符号なし整定数の最大値が示されています。


         255u_1
         65535u_2
         4294967295U_4
         18446744073709551615U_8

種別パラメータが付いていない場合 (12345U) は、デフォルトは基本整数の場合と同じです。この場合、デフォルトは U_4 ですが、-xtypemap オプションを使うとデフォルトの符号なし整数の種別が変更されます。

UNSIGNED 種別指定子を使って、符号なし整変数または配列を宣言します。


        UNSIGNED U
        UNSIGNED(KIND=2) :: A
        UNSIGNED*8 :: B

4.5.1 演算式

4.5.2 関係式

関係組み込み演算を使用して、符号あり整数と符号なし整数の演算対象を比較できます。結果は演算対象の変更されない値に基づいて決まります。

4.5.3 制御構文

4.5.4 入出力構文

4.5.5 組み込み関数