動的ライブラリの検索パスを実行可能ファイルに設定します。
このオプションを指定すると、ld(1) リンカーは動的ライブラリ検索パスのリストを実行可能ファイルに格納します。
ls には、ライブラリ検索パスのディレクトリをコロンで区切って指定します。-R と ls の間には空白文字があってもなくてもかまいません。
このオプションを複数指定した場合は、それぞれのディレクトリリストがコロンで区切られて連結されます。
このリストは実行時に実行時リンカー ld.so が使用します。実行時に、このリストにあるパスで動的なライブラリを検索し、未解決の参照を解決しようとします。
このオプションは、動的ライブラリへのパスを指定するオプションを意識せずに出荷用の実行可能ファイルを実行できるようにしたいときに使用します。
-Rpaths を使用して実行可能ファイルを構築すると、ディレクトリパスはデフォルトのパスに追加されます。デフォルトのパス /opt/SUNWspro/lib は、常に最後に検索されます。
詳細は、『Fortran プログラミングガイド』の「ライブラリ」の章および Solaris の『リンカーとライブラリ』を参照してください。