f95 が想定するソースの書式は、オプション、指令、および拡張子によって異なります。
拡張子が .f または .F のファイルは、固定形式とみなされます。拡張子が .f90、.f95、.F90、または .F95 のファイルは、自由形式とみなされます。
表 4–1 F95 ソース書式のコマンド行のオプション
オプション |
処理 |
---|---|
-fixed |
すべてのソースファイルが Fortran の固定形式で記述されていると解釈します。 |
-free |
すべてのソースファイルが Fortran の自由形式で記述されていると解釈します。 |
-free および -fixed オプションは、ファイル名の拡張子よりも優先されます。また、!DIR$ FREE 指令または !DIR$ FIXED 指令は、オプションおよびファイル名の拡張子よりも優先されます。
次のように、異なるソースの書式を混在させてもかまいません。
1 つの f95 のコマンド内で、固定形式のソースファイルと自由形式のソースファイルを混在させることができます。
1 つのファイル内で、!DIR$ FREE 指令または !DIR$ FIXED 指令を使用すると、自由形式と固定形式を混在させることができます。
同じプログラム単位内では、タブ形式と自由形式または固定形式を混在させることができます。
Sun Fortran 95 では、デフォルトでは大文字と小文字が区別されません。すなわち、AbcDeF という変数は、abcdef と同じ文字列として扱われます。-U オプションを付けてコンパイルすると、コンパイラは大文字と小文字を区別します。