AMD-64 プロセッサ向けコンパイル
このリリースでは、64 ビット x86 プラットフォームで動作するようにアプリケーションをコンパイルするためのオプションとして、-xarch=amd64 および -xtarget=opteron が導入されています。
ビッグエンディアンとリトルエンディアン式プラットフォーム間のファイルの共有
新しいコンパイラフラグの -xfilebyteorder は、プラットフォームにまたがるバイナリ入出力ファイルのサポートを提供します。
Solaris x86 プラットフォームでの OpenMP のサポート
このリリースの Sun Studio では、Solaris SPARC プラットフォームばかりでなく、Solaris x86 プラットフォームでも、共有メモリー並列化のための OpenMP API を利用できます。両方のプラットフォームで、同じ内容の機能を利用できます。
OpenMP オプション -openmp=stubs のサポート廃止
ユーザーの便宜のため、OpenMP のスタブライブラリは提供されます。OpenMP ライブラリ関数を呼び出すだけで、OpenMP プログラムを無視する OpenMP プログラムをコンパイルする場合は、-openmp オプションを付けてプログラムをコンパイルし、オブジェクトファイルを libompstubs.a ライブラリとリンクします。次に例を示します。% f95 omp_ignore.c -lompstubs
libompstubs.a と OpenMP 実行時ライブラリの libmtsk.so 両方とのリンクはサポートされていません。両方とリンクすると、予期しない動作になることがあります。