Sun Studio 12: C ユーザーズガイド

A.1.6 ソースコードのオプション

表 A–6 ソースコードのオプション表

オプション 

処理 

-A

<名前> を述語として <トークン> と関連付けます。#assert 前処理指令を実行するのと同じです。

-C

C プリプロセッサがコメントを削除しないようにします。ただし前処理指令の行にあるコメントは削除されます。

-D

#define 前処理指令が行うように <名前> <トークン> に関連付けます。

-E

ソースファイルの前処理だけを行い、結果を stdout に出力します。

-fd

K&R 形式の関数の宣言や定義を報告します。

-H

現在のコンパイルでインクルードされたファイルのパス名を 1 行に 1 つずつ標準エラーに表示します。

-I

ディレクトリのリストにディレクトリを追加します。このディレクトリは相対ファイル名で指定されるインクルードファイルを検索する時のディレクトリです。

-P

ソースファイルのプリプロセッサ処理のみを行います。

-U

初期定義されているプリプロセッサシンボル <名前> をすべて削除します。

-X

ANSI/ISO C に準拠する度合いを指定します。

-xCC

C++ 形式のコメントを受け入れます。

-xc99

サポートされている C99 機能に対するコンパイラの認識状況を制御します。

-xchar

文字が符号なしと定義されるシステムからの移行をヘルプします。

-xcsi

C コンパイラが、ISO C ソース文字コードの要件に準拠していないロケールで記述されたソースコードを受け付けることを可能にします。

-xM

指定した C プログラムに対してプリプロセッサだけを実行する。その際、メイクファイルの依存関係を生成してその結果を標準出力に出力します。

-xM1

-xM と同様に依存関係を収集しますが、/usr/include ファイルは除きます。

-xP

このモジュールで定義されたすべての K&R C 関数に対するプロトタイプを出力します。

-xpg

gprof(1) によるプロファイルの準備として、データを収集するためのオブジェクトコードを生成します。

-xsb

ソースブラウザ用のシンボルテーブル情報を生成します。

-xsbfast

ソースブラウザ用のデータベースを作成します。

-xtrigraphs

3 文字表記シーケンスの認識状況を判定します。

-xustr

16 ビット文字から成る文字列リテラルの認識を有効にします。