Sun Studio 12: C ユーザーズガイド

A.1.11 リンクとライブラリのオプション

表 A–11 リンクとライブラリのオプション表

オプション 

処理 

-B

ライブラリのリンクを静的動的のどちらにするかを指定します。

-d

リンクエディタに動的なリンクまたは静的なリンクを指定します。

-G

動的にリンクされる実行可能プログラムではなく、共有オブジェクトを作成することをリンクエディタに指示します。

-h

共有動的ライブラリに <名前> を付けます。これによってバージョンの異なるライブラリを作成できます。

-i

LD_LIBRARY_PATH の設定を無視するオプションをリンカーへ渡します。

-L

リンカーがライブラリを検索するリストに <ディレクトリ> を付け加えます。

-l

ld がオブジェクトライブラリ lib<名前>.so、または lib<名前>.a をリンクの対象とします。

-mc

オブジェクトファイルの .comment セクションから重複している文字列を削除します。

-mr

.comment セクションからすべての文字列を削除し、オブジェクトファイルの <文字列> を挿入します。

-Q

出力ファイルに識別情報を入れるかどうかを設定します。

-R

コロンで区切られたディレクトリのリストを、ライブラリ検索ディレクトリとして、実行時リンカーに渡します。

-xMerge

データセグメントをテキストセグメントにマージします。

-xcode

コードアドレス空間を指定します。

-xldscope

変数定義と関数定義のデフォルトのスコープを制御して、より高速で安全な共有ライブラリを作成します。

-xnolib

デフォルトのライブラリをリンクしません。

-xnolibmil

数学ライブラリのルーチンをインライン化しません。

-xstrconst

デフォルトのデータセグメントではなくテキストセグメントの読み出し専用データセクションに、文字列リテラルを挿入します。