Sun Studio 12: C ユーザーズガイド

B.2.46 -mt

マルチスレッド化したコードのコンパイルとリンクを行います。

このオプションを付けると、-D_REENTRANT がプリプロセッサに渡され、-lthreadld に正しい順番で渡されます。

アプリケーションやライブラリがマルチスレッド化されている場合は、-mt オプションが必要です。

libthread とリンクする場合は、ライブラリを正しい順序でリンクするために -lthread ではなくこのオプションを使用してください。

POSIX スレッドを使用している場合は、-mt -lpthread を使用してリンクする必要があります。マルチスレッドアプリケーションの場合は libC および libCrunlibthread が必要であるため、-mt オプションが必要です。

コンパイルとリンクを個別の手順で実行し、-mt を使用してコンパイルすると、予期せぬ結果が生じる場合があります。-mt を使用して変換ユニットをコンパイルする場合は、プログラムのすべてのユニットを -mt を使用してコンパイルしてください。

「B.2.113 -xnolibも参照してください。