Sun Studio 12: C ユーザーズガイド

B.2.84 -xdepend=[yes| no]

(SPARC) ループの繰り返し内部でのデータ依存性の解析およびループ再構成を実行します。

ループの再構成には、ループの交換、ループの融合、スカラーの置換、無意味な配列への代入の除去が含まれます。最適化が -xO3 以上でない場合、-xO3 に上げられ、警告が出されます。

-xdepend を指定しない場合、デフォルトは -xdepend=no で、コンパイラはデータ依存関係についてループを分析しません。引数を指定しないで、-xdepend を指定すると、オプションは -xdepend=yes に設定され、コンパイラはデータ依存関係についてループを分析します。

-xautopar または -xparallel には依存性の解析も含まれています。依存性の解析はコンパイル時に実行されます。

依存性の解析はシングルプロセッサシステムで役立つことがあります。ただし、シングルプロセッサシステムに -xdepend を試みる場合は、-xautopar または -xexplicitpar を使用しないでください。これらのいずれかが有効になっていると、-xdepend の最適化はマルチプロセッサシステムについて実行されます。