Sun Studio 12: C ユーザーズガイド

B.2.124.1 プリコンパイル済みヘッダーファイルの自動作成

プリコンパイル済みヘッダーファイルをコンパイラに自動的に生成させることができます。このためには、次のいずれかの方法を選択します。1 つは、ソースファイルで検出された最初のインクルードファイルからプリコンパイル済みヘッダーファイルを作成する方法、もう 1 つは、最初のインクルードファイルから、最後のインクルードファイルを特定する綿密に定義された地点までの間にソースファイルで検出されたインクルードファイル群から選択してプリコンパイル済みヘッダーファイルを作成する方法です。次の 2 つのフラグのいずれかを使用して、プリコンパイル済みヘッダーの自動生成にコンパイラが使用すべき方法を指示します。

表 B–34 -xpch フラグ

フラグ 

意味 

-xpch=auto

プリコンパイル済みヘッダーファイルの内容は、コンパイラがソースファイルで検出した最長の活性文字列 (活性文字列の特定方法についてはこのあとを参照) に基づきます。このフラグは、もっとも多くのヘッダーファイルからなる可能性があるプリコンパイル済みヘッダーファイルを生成します。 

-xpch=autofirst

このフラグは、ソースファイル内で最初に検出されたヘッダーのみからなるプリコンパイル済みヘッダーファイルを生成します。